岐阜県公立高校入試 令和5(2023)年度 解答&解説

大問1

(1) \( 2 \times (-3)+3 \) を計算しなさい。

【解答】
\( -3 \)
【解説】
\( =-6+3 \)
\( =-3 \)

 

(2) \( 2ab \div \dfrac{b}{2} \) を計算しなさい。

【解答】
\( 4a \)
【解説】
\( =2ab \times \dfrac{2}{b} \)
\( =4a \)

 

(3) \( (\sqrt{5}-\sqrt{3})^2 \) を計算しなさい。

【解答】
\( 8-2\sqrt{15} \)
【解説】
\( =\sqrt{5}^2-2 \times \sqrt{5} \times \sqrt{3}+\sqrt{3}^2 \)
\( =5-2\sqrt{15}+3 \)
\( =8-2\sqrt{15} \)

 

(4) 2個のさいころを同時に投げるとき,出る目の数の和が6の倍数にならない確率を求めなさい。

【解答】
\( \dfrac{5}{6} \)
【解説】
2個のさいころの出る目の数の和は,2~12のどれかであり,この中で6の倍数は6と12です。
2個のさいころの出る目の数の組み合わせと和を表に表し,6の倍数のところに  をつけてみます。

この中で,和が6または12になるのは6通り,すべての場合の数は36通りなので,
和が6の倍数になる確率は,\( \dfrac{6}{36}=\dfrac{1}{6} \)
よって,和が6の倍数にならない確率は,\( 1-\dfrac{1}{6}=\dfrac{5}{6} \)

 

(5) 関数 \( y=-2x^2 \) について述べた文として正しいものを,ア~エから全て選び,符号で書きなさい。
    ア \( x \) の値が \( 1 \) ずつ増加すると,\( y \) の値は \( 2 \) ずつ減少する。
    イ \( x \) の変域が \( -2≦x≦4 \) のときと \( -1≦x≦4 \) のときの,\( y \) の変域は同じである。
    ウ グラフは \( x \) 軸について対称である。
    エ グラフは下に開いている。

【解答】
イ・エ
【解説】

ア 二次関数では,\( x \) の変域によって,同じ \( 1 \) ずつ増加しても,
  \( y \) の増加量は異なります。
  (例)
  \( x \) の値が \( -2 \) から \( -1 \) まで増加するとき,\( y \) は \( 6 \) 増加する
  \( x \) の値が \( -1 \) から \( 0 \) まで増加するとき,\( y \) は \( 2 \) 増加する

イ どちらの場合も \( y \) の変域は \( -32≦y≦0 \) になります。

ウ この二次関数のグラフは \( y \) 軸について対称になっています。

エ 関数 \( y=ax^2 \) において,\( a<0 \) のとき,グラフは下に開きます。

 

(6) 線分 \( AB \) の垂直二等分線を,定規とコンパスを使って作図しなさい。なお,作図に用いた線は消さずに残しなさい。

【解答・解説】
手順1 点 \( A,B \) を中心に円弧を描く。
    (交点を点 \( C,D \) とします)
手順2 点 \( C,D \) を通る直線を描く。
手順2の直線が線分 \( AB \) の垂直二等分線になります。


 

大問2

 

右の図のように,水平に置かれた直方体状の容器 \( A,B \) がある。\( A \) の底面は,周の長さが \( 20 \; cm \) の正方形で,\( B \) の底面は,周の長さが \( 20 \; cm \) の長方形である。また,\( A \) と \( B \) の高さは,ともに \( 40 \; cm \) である。
次の (1)~(3) の問いに答えなさい。

(1) \( A \) の底面の面積を求めなさい。

【解答】
\( 25 \; cm^2 \)

 

【解説】
\( A \) の底面は,周の長さが \( 20 \; cm \) の正方形なので,1辺の長さは \( 5 \; cm \) になります。
よって,面積は,\( 5 \times 5=25 \; (cm^2) \)

 

(2) \( B \) の底面の長方形の1辺の長さを \( x \; cm \) としたとき,\( B \) の底面の面積を \( x \) を使った式で表しなさい。

【解答】
\( x(10-x) \; cm^2 \)
【解説】

\( B \) の底面は,周の長さが \( 20 \; cm \) の長方形ということは,
縦の辺と横の辺の長さの和は \( 10 \; cm \) になるので,
1辺の長さを \( x \; cm \) としたとき,もう1辺の長さは \( 10-x \; cm \) と表すことができます。

よって,面積は,\( x(10-x) \; cm^2 \) と表すことができます。

 

(3) \( B \) に水をいっぱいになるまで入れ,その水を全て空の \( A \) に移したところ,水面の高さが \( 30 \; cm \) になった。\( B \) の底面の長方形において,短いほうの辺の長さを求めなさい。

【解答】
\( \dfrac{5}{2} \; cm \)
【解説】
(2) より,\( B \) は底面積が \( x(10-x) \; cm^2 \),高さが \( 40 \; cm \) なので,
容積は,\( 40x(10-x) \; cm^3 \)

(1) より,\( A \) は底面積が \( 25 \; cm^2 \) なので,高さ \( 30 \; cm \) までの部分の容積は,
\( 25 \times 30=750 \; cm^3 \)

よって,
    \( 40x(10-x)=750 \)
     \( 4x(10-x)=75 \)
  \( 4x^2-40x+75=0 \)
 \( (2x-5)(2x-15)=0 \)
          \( x=\dfrac{5}{2},\dfrac{15}{2} \; (cm) \)

求めるのは,短い方の辺の長さなので,\( x=\dfrac{5}{2} \; cm \)

 

大問3

下の図は,ある中学校の3年A組の生徒35人と3年B組の生徒35人が1学期に読んだ本の冊数について,クラスごとのデータの分布の様子を箱ひげ図に表したものである。

次の (1)~(3) の問いに答えなさい。

(1) 3年A組の第1四分位数を求めなさい。

【解答】
5冊
【解説】

 

(2) 3年A組の四分位範囲を求めなさい。

【解答】
4冊
【解説】
四分位範囲は,第3四分位数 \( – \) 第1四分位数で求められるので,
\( 9-5=4 \) (冊)

 

(3) 図から読み取れることとして正しいものを,ア~エから全て選び,符号で書きなさい。
   ア 3年A組と3年B組は,生徒が1学期に読んだ本の冊数のデータの範囲が同じである。
   イ 3年A組は,3年B組より,生徒が1学期に読んだ本の冊数のデータの中央値が小さい。
   ウ 3年A組は,3年B組より,1学期に読んだ本が9冊以下である生徒が多い。
   エ 3年A組と3年B組の両方に,1学期に読んだ本が10冊である生徒が必ずいる。

【解答】
4冊
【解説】
ア 範囲は最大値 \( – \) 最小値で求められるので,
  A組の範囲は \( 12-1=11 \) (冊),B組の範囲は \( 11-2=9 \) (冊)


  

ウ A組,B組の生徒数は35人なので,第3四分位数は少ない方から27番目の人の値になります。
  A組の第3四分位数は9冊,A組の第3四分位数は10冊であることから,
  読んだ本の冊数が9冊以下の人はA組では27人以上,B組では26人以下になります。

エ A組では冊数の少ない方から27番目の人が9冊,最も多かった人が12冊であることはわかりますが,
  28~34番目の人の冊数は箱ひげ図だけではわかりません。

 

大問4

ある遊園地に,図1のような,A駅からB駅までの道
のりが \( 4800 \; m \) のモノレールの線路がある。モノレールは,右の表の時刻に従ってA駅とB駅の間を往復し,走行中の速さは一定である。
モノレールが \( 13 \) 時にA駅を出発してから \( x \) 分後の,B駅からモノレールのいる地点までの道のりを \( y \; m \) とする。\( 13 \) 時から \( 13 \) 時 \( 56 \) 分までの \( x \) と \( y \) の関係をグラフに表すと,図2のようになる。
次の (1)~(3) の問いに答えなさい。ただし,モノレールや駅の大きさは考えないものとする。

(1) モノレールがA駅とB駅の間を走行するときの速さは,分速何 \( m \) であるかを求めなさい。

【解答】
分速 \( 600 \; m \)
【解説】
\( 4800 \; m \) を \( 8 \) 分で走行しているので,
 \( 4800 \div 8=600 \)
よって,速さは,分速 \( 600 \; m \)

 

(2) \( x \) の変域を次の (ア) ,(イ) とするとき,\( y \) を \( x \) の式で表しなさい。
   (ア) \( 0≦x≦8 \) のとき
   (イ) \( 16≦x≦24 \) のとき

【解答】
(ア) \( y=-600x+4800 \)
(イ) \( y=600x-9600 \)
【解説】

(ア)
この直線は,\( (0,4800),(8,0) \) を通るので,
 傾き\( =\dfrac{0-4800}{8-0}=-600 \)
この直線の式を \( y=-600x+b \) とすると,\( (8,0) \) を通るので,
 \( 0=-600 \times 8+b \)
 \( b=4800 \)
よって,この直線の式は,\( y=-600x+4800 \)

(イ)
この直線は,\( (16,0),(24,4800) \) を通るので,
 傾き\( =\dfrac{4800-0}{24-16}=600 \)
この直線の式を \( y=600x+b \) とすると,\( (16,0) \) を通るので,
 \( 0=600 \times 16+b \)
 \( b=-9600 \)
よって,この直線の式は,\( y=600x-9600 \)

 

(3) 花子さんは \( 13 \) 時にB駅を出発し,モノレールの線路沿いにある歩道をA駅に向かって一定の速さで歩いた。花子さんはB駅を出発してから \( 56 \) 分後に,モノレールと同時にA駅に到着した。

(ア) 花子さんが初めてモノレールとすれ違ったのは,モノレールが \( 13 \) 時にA駅を出発してから,何分後であったかを求めなさい。

【解答】
\( 7 \) 分後
【解説】
図2に花子さんが歩いた状態を表す直線を追加すると,
直線の交点がモノレールとすれ違った場所と時間または追い越された場所と時間を表しています。

花子さんの直線の式は,\( y=\dfrac{600}{7}x \) なので,
\( y=\dfrac{600}{7}x \) と \( y=-600x+4800 \) を連立方程式として解くと,
  \( \dfrac{600}{7}x=-600x+4800 \)
  \( 600x=-4200x+33600 \)
 \( 4800x=33600 \)
    \( x=7 \)
よって,\( 7 \) 分後

 

(イ) 花子さんは,初めてモノレールとすれ違った後,A駅に向かう途中で,B駅から戻ってくるモノレールに追い越された。花子さんが初めてモノレールとすれ違ってから途中で追い越されるまでに,歩いた道のりは何 \( m \) であったかを求めなさい。

【解答】
\( 1000 \; m \)
【解説】

(2) より,B駅から戻ってくるモノレールの走行状況を表す直線の式は \( y=600x-9600 \) なので,
\( y=\dfrac{600}{7}x \) と \( y=600x-9600 \) を連立方程式として解くと,
 \( \dfrac{600}{7}x=600x-9600 \)
  \( 600x=4200x-67200 \)
 \( 3600x=67200 \)
    \( x=\dfrac{56}{3} \)
\( y=\dfrac{600}{7}x \) に代入すると,\( y=1600 \)

よって,花子さんがモノレールに追い越されるのは,\( 1600 \; m \) 歩いたとき。

また,(ア)の連立方程式から,\( y=\dfrac{600}{7}x \) に \( x=7 \) を代入すると,\( y=600 \) なので,
花子さんがモノレールとすれ違ったのは,\( 600 \; m \) 歩いたとき。

以上より,すれ違ってから途中で追い越されるまでに,歩いた道のりは,\( 1600-600=1000 \; (m) \)

 

大問5

右の図で,\( △ABC \) の3つの頂点 \( A,B,C \) は円 \( O \) の周上にあり,点 \( D \) は \( ∠BAC \) の二等分線と円 \( O \) との交点である。また,線分 \( AD \) と辺 \( BC \) の交点を \( E \) とし, \( B \) を通り線分 \( DC \) に平行な直線と \( AD \),辺 \( AC \) との交点をそれぞれ \( F,G \) とする。
次の (1),(2) の問いに答えなさい。

(1) \( △AEC \) ∽ \( △BGC \) であることを証明しなさい。

【解答】

\( △AEC \) と \( △BGC \) において,
\( BG//DC \) より,錯角は等しいので,
 \( ∠GBC=∠BCD \) ・・・ ➀
弧 \( BD \) の円周角なので,
 \( ∠BCD=∠BAD \) ・・・ ➁
線分 \( AD \) は \( ∠BAC \) の二等分線なので,
 \( ∠BAD=∠EAC \) ・・・ ➂
➀➁➂より,\( ∠EAC=∠GBC \) ・・・ ➃
\( ∠C \) は共通 ・・・ ➄
➃➄より,2組の角がそれぞれ等しいので,
\( △AEC \) ∽ \( △BGC \)

 

(2) \( AB=4 \; cm,BC=5 \; cm,CA=6 \; cm \) のとき,
(ア) \( CE \) の長さを求めなさい。

【解答】
\( 3 \; cm \)
【解説】

線分 \( AD \) は \( ∠BAC \) の二等分線なので,
\( BE:CE=AB;CA \) となります。
\( CE=x \; cm \) とすると,
 \( AB:CA=BE:CE \)
 \( AB:CA=(BC-CE):CE \)
    \( 4:6=(5-x):x \)
     \( 4x=6(5-x) \)
    \( 10x=30 \)
     \( x=3 \; (cm) \)

角の二等分線の性質

\( a:b=c:d\)

 

(イ) \( △BEF \) の面積は,\( △AFG \) の面積の何倍であるかを求めなさい。

【解答】
\( \dfrac{16}{49} \) 倍
【解説】

ここまでの結果から,
 \( CE:CG=AC:BC \)
  \( 3:CG=6:5 \)
   \( 6CG=15 \)
    \( CG=\dfrac{5}{2} \; (cm) \)

\( AC=6 \; cm,CG=\dfrac{5}{2} \; cm \) より,\( AG=\dfrac{7}{2} \; cm \)
\( BC=5 \; cm,CE=3 \; cm \) より,\( BE=2 \; cm \)

\( △BEF \) と \( △AFG \) において,
\( ∠EBF=∠GAF,∠BFE=∠AFG \) より,
\( △BEF \) ∽ \( △AFG \)

\( BE=2 \; cm,AG=\dfrac{7}{2} \; cm \) より,
相似比は \( 2:\dfrac{7}{2}=4:7 \)

相似な図形の面積比は相似比の2乗の比になるので,
\( △BEF:△AFG=4^2:7^2=16:49 \)
 \( 49△BEF=16△AFG \)
   \( △BEF=\dfrac{16}{49}△AFG \)

よって,\( △BEF \) の面積は,\( △AFG \) の面積の \( \dfrac{16}{49} \) 倍

 

大問6

\( 10 \) 以上の自然数について,次の作業を何回か行い,1けたの自然数になったときに作業を終了する。

【作業】 自然数の各位の数の和を求める。

例えば,\( 99 \) の場合は,<例> のように自然数が変化し,2回目の作業で終了する。
    <例>  \( 99 \) → \( 18 \) → \( 9 \)

次の (1)~(5) の問いに答えなさい。

(1) \( 1999 \) の場合は,作業を終了するまでに自然数がどのように変化するか。 <例>にならって書きなさい。

【解答】
\( 1999 \) → \( 28 \) → \( 10 \) → \( 1 \)
【解説】
\( 1999 \) → \( 1+9+9+9=28 \) → \( 2+8=10 \) → \( 1+0=1 \)

 

(2) \( 10 \) 以上 \( 30 \) 以下の自然数のうち,2回目の作業で終了するものを全て書きなさい。

【解答】
\( 19,28,29 \)
【解説】
1回目の作業を終えた後,2回目の作業に移るのは,十の位と一の位の数の和が \( 10 \) 以上になる場合なので,
十の位が \( 1 \) のとき,あてはまる一の位の数は \( 9 \)
十の位が \( 2 \) のとき,あてはまる一の位の数は \( 8,9 \)
十の位が \( 3 \) のとき,一の位は \( 0 \) なので,和は \( 10 \) 以上にならない

よって,あてはまる自然数は,\( 19,28,29 \)

 

(3) 次の文章は,3けたの自然数の場合に何回目の作業で終了するかについて,太郎さんが考えたことをまとめたものである。 ア  には \( a,b,c \) を使った式を, イ  ウ  には数を,それぞれ当てはまるように書きなさい。


3けたの自然数の百の位の数を \( a \) ,十の位の数を \( b \) ,一の位の数を \( c \) とすると,1回目の作業
でできる自然数は, ア  と表すことができる。 ア  の最小値は \( 1 \) で,最大値は  イ  である。
➀  ア  が1けたの自然数のとき
  1回目の作業で終了する。
➁  ア  が2けたの自然数のとき
  1回目の作業では終了しない。 作業を終了するためには, ア  ウ  のときはあと2回,
  他のときはあと1回の作業を行う必要がある。
  したがって,3けたの自然数のうち,3回目の作業で終了するものでは, ア  \( = \)  ウ  が成り立つ。


【解答】
 ア  ・・・ \( a+b+c \)
 イ  ・・・ \( 27 \)
 ウ  ・・・ \( 19 \)
【解説】
 ア  ・・・ 各位の数の和を求めるのだから,\( a+b+c \)
 イ  ・・・ 各位の数の和が最大になるのは,3けたの自然数が \( 999 \) のときなので,\( 9+9+9=27 \)
 ウ  ・・・ (2) より,\( 10 \) 以上 \( 30 \) 以下の自然数のうち,2回目の作業で終了するのは,\( 19,28,29 \)
      この中で \( 27 \) 以下なのは,\( 19 \)

 

(4) 百の位の数が \( 1 \) である3けたの自然数のうち,3回目の作業で終了するものを求めなさい。

【解答】
\( 199 \)
【解説】
(3) より,3回目の作業で終了するのは,\( a+b+c=19 \) になる場合なので,
百の位の数が \( 1 \),つまり,\( a=1 \) のとき,
 \( a+b+c=19 \)
 \( 1+b+c=19 \)
   \( b+c=18 \)
\( 0≦b≦9,0≦c≦9 \) なので,これを満たすのは,\( b=9,c=9 \) のときです。

よって,3けたの自然数は \( 199 \)

 

(5) 3けたの自然数のうち,3回目の作業で終了するものは,全部で何個あるかを求めなさい。

【解答】
45個
【解説】
\( a+b+c=19 \) になる組み合わせを \( a=1 \) から \( a=9 \) まで順番に考えていきます。
\( a=1 \) のとき,(4) より,\( (b,c)=(9,9) \) の1通り
\( a=2 \) のとき,\( b+c=17 \) なので,\( (b,c)=(8,9),(9,8) \) の2通り
\( a=3 \) のとき,\( b+c=16 \) なので,\( (b,c)=(7,9),(8,8),(9,7) \) の3通り
\( a=4 \) のとき,\( b+c=15 \) なので,\( (b,c)=(6,9),(7,8),(8,7),(9,6) \) の4通り
\( a=5 \) のとき,\( b+c=14 \) なので,\( (b,c)=(5,9),(6,8),(7,7),(8,6),(9,5) \) の5通り
\( a=6 \) のとき,\( b+c=13 \) なので,
\( (b,c)=(4,9),(5,8),(6,7),(7,6),(8,5),(9,4) \) の6通り
\( a=7 \) のとき,\( b+c=12 \) なので,
\( (b,c)=(3,9),(4,8),(5,7),(6,6),(7,5),(8,4),(9,3) \) の7通り
\( a=8 \) のとき,\( b+c=11 \) なので,
\( (b,c)=(2,9),(3,8),(4,7),(5,6),(6,5),(7,4),(8,3),(9,2) \) の8通り
\( a=9 \) のとき,\( b+c=10 \) なので,
\( (b,c)=(1,9),(2,8),(3,7),(4,6),(5,5),(6,4),(7,3),(8,2),(9,1) \) の9通り

よって,あてはまる3けたの自然数は,\( 1+2+3+4+5+6+7+8+9=45 \) 個