大問1
〔問1〕 次の(1)~(5)を計算しなさい。
(1) \( -4+7 \)
(2) \( 6+\dfrac{7}{9} \times (-12) \)
【解答】
\( -\dfrac{10}{3} \)
【解説】
\( =6+ \left( -\dfrac{7 \times 12}{9} \right) \)
\( =6-\dfrac{28}{3} \)
\( =\dfrac{18-28}{3} \)
\( =-\dfrac{10}{3} \)
(3) \( -2(a-b)+5(2a-b) \)
【解説】
\( =-2a+2b+10a-5b \)
\( =8a-3b \)
(4) \( \sqrt{28}-\sqrt{7}+\sqrt{63} \)
【解説】
\( =2\sqrt{7}-\sqrt{7}+3\sqrt{7} \)
\( =4\sqrt{7} \)
(5) \( (a+5)^2-(a-8)(a-2) \)
【解説】
\( =(a^2+10a+25)-(a^2-10a+16) \)
\( =a^2+10a+25-a^2+10a-16 \)
\( =20a+9 \)
〔問2〕 次の二次方程式を解きなさい。
\( (x+2)^2=13 \)
【解答】
\( x=-2±\sqrt{13} \)
【解説】
\( x^2+4x+4=13 \)
\( x^2+4x-9=0 \)
解の公式より
\( x=\dfrac{-4±\sqrt{4^2-4 \times 1 \times (-9)}}{2 \times 1} \)
\( =\dfrac{-4±\sqrt{52}}{2} \)
\( =-2±\sqrt{13} \)
【別解】
\( x+2=±\sqrt{13} \)
\( x=-2±\sqrt{13} \)
〔問3〕 \( \sqrt{126n} \) の値が自然数となるような自然数 \( n \) のうち,最も小さいものを求めなさい。
【解説】
\( \sqrt{126n} \) の値が自然数となるとき,\( 126n \) が平方数になります。
(平方数 ・・・ ある整数を2乗してできる数)
平方数を素因数分解すると,必ず \( a^m \times b^n \times ・・・ \) (\( a,b \) は素数)の \( m \) や \( n \) が偶数になります。
\( 126n \) を素因数分解すると,\( 126n=2 \times 3^2 \times 7 \times n \) なので,
\( n=14(=2 \times 7) \) とすると,
\( 126 \times 14=2^2 \times 3^2 \times 7^2=(2 \times 3 \times 7)^2 \)
となります。
〔問4〕 \( y \) は \( x \) に反比例し,\( x=2 \) のとき,\( y=-3 \) である。このとき,\( y \) を \( x \) の式で表しなさい。
【解答】
\( y=-\dfrac{6}{x} \)
【解説】
反比例を表す式は \( y=\dfrac{a}{x} \) ( \( a \) は定数) と表されるので,
\( x=2,y=-3 \) を代入すると,
\( -3=\dfrac{a}{2} \)
\( a=-6 \)
よって,求める式は,\( y=-\dfrac{6}{x} \)
〔問5〕 \( AB=BC \) の直角二等辺三角形 \( ABC \) がある。右の図のように,辺 \( AB \) を3等分する点を \( A \) に近いほうから \( D,E \),辺 \( BC \) を3等分する点を \( B \) に近いほうから \( F,G \),辺 \( CA \) を3等分する点を \( C \) に近いほうから \( H,I \) とし,それぞれ点を結ぶ。また,線分 \( EH \) と線分 \( FI \) の交点を \( J \) とする。
次の(1),(2)に答えなさい。
(1) \( △ADI \) と合同な三角形のうち,平行移動だけで \( △ADI \) の位置に移るものは \( △ADI \) 以外にいくつあるか,求めなさい。
【解答】
5個

(2) \( △DEJ \) を \( △GHJ \) の位置に移す方法を次の2通り考えた。
方法1 \( △DEJ \) を点 \( J \) を中心に ア 度回転移動させる。
方法2 \( △DEJ \) を \( △JFG \) の位置に移るように平行移動し,さらに直線 イ を対称の軸として
対称移動させる。
次の
ア にはあてはまる数を,
イ にはあてはまる直線を答えなさい。
【解答】
ア ・・・ \( 180 \)
イ ・・・ \( GJ \)
〔問6〕 右の図のように,円 \( O \) の周上に3点 \( A,B,C \) があり,線分 \( OB \) と線分 \( AC \) の交点を \( D \) とする。
\( OA//CB,∠BDC=114° \) のとき,\( ∠x \) の大きさを求めなさい。
【解説】
\( ∠ACB \) は,\( \stackrel{\huge\frown}{ AB } \) に対する円周角,
\( ∠AOB \) は,\( \stackrel{\huge\frown}{ AB } \) に対する中心角なので,
\( ∠AOB=2∠ACB=2x \)
\( OA//CB \) より,錯角は等しいので,
\( ∠DBC=∠AOB=2x \)
\( △CBD \) において,
\( x+2x+114°=180° \)
\( 3x=66° \)
\( x=22° \)
大問2
〔問1〕 右の図のような長方形 \( ABCD \) がある。点 \( P \) は点 \( A \) を出発して長方形の辺上を \( B,C \) の順に \( C \) まで動くものとし,点 \( P \) が点 \( A \) から \( x \; cm \) 動いたときの \( △APD \) の面積を \( y \; cm^2 \) とする。
このとき,点 \( P \) が \( A \) から \( C \) まで動くときの \( x \) と \( y \) の関係を表したグラフとして適切なものを,次のア~エの中から1つ選び,記号で答えなさい。

【解説】
点 \( P \) が \( AB \) 間を動くときと \( BC \) 間を動くときで,
\( △APD \) の面積の変化のしかたが変わるので,わけて考えます。
【\( AB \) 間を動くとき】
辺 \( AD \) を底辺と考えると,
\( AP \) が高さになるので,
\( y=5 \times x \times \dfrac{1}{2}=\dfrac{5}{2}x \; (cm^2) \)
\( 0≦x \) なので,
グラフは右上がりの直線になります。
【\( BC \) 間を動くとき】
辺 \( AD \) を底辺と考えると,
点 \( P \) は辺 \( AD \) と平行に動くので,
等積変形になり,
\( y=5 \times 4 \times \dfrac{1}{2}=10 \; (cm^2) \)
なので,
グラフは \( x \) 軸と平行な直線になります。
〔問2〕 たかしさんは家族でドライブに出かけました。 午前9時に家を出発して目的地まで,一般道路を時速 \( 30 \; km \),高速道路を時速 \( 80 \; km \) で走り,午前11時に目的地に到着しました。
走った道のりがあわせて \( 130 \; km \) のとき,一般道路と高速道路をそれぞれ何 \( km \) 走ったか,求めなさい。
ただし,答えを求める過程がわかるようにかきなさい。
【解答】
一般道路を \( x \; km \),高速道路を \( y \; km \) 走ったとすると,
\( \left\{ \begin{array}{}
\dfrac{x}{30}+\dfrac{y}{80}=2 \;\; ・・・ \;\; ➀ \\
x+y=130 \;\; ・・・ \;\; ➁ \\
\end{array} \right. \)
➀ \( \times 240 \)
\( 8x+3y=480 \) ・・・ ➀’
➁ \( \times 3 \)
\( 3x+3y=390 \) ・・・ ➁’
➀’ \( – \) ➁’
\( 5x=90 \)
\( x=18 \)
➁に代入すると,
\( 18+y=130 \)
\( y=112 \)
よって,
一般道路を走った距離は \( 18 \; km \)
高速道路を走った距離は \( 112 \; km \)
〔問3〕 右の図は,あるクラスの生徒 \( 17 \) 人が懸垂を行い,その回数をグラフに表したものである。
このとき,懸垂の回数の記録を箱ひげ図で表したものとして適切なものを,次のア~エの中から1つ選び,記号で答えなさい。

【解説】
ヒストグラムから,回数の少ない方から順に書き出すと,
\( 0,0,1,1,2,2,2,3,3,4,4,4,4,4,5,6,6 \)
となります。
全部で \( 17 \) 人分のデータなので,
第一四分位数は,少ない方から4番目と5番目の値の平均値であり,
\( \dfrac{1+2}{2}=1.5 \)(回)
中央値は,少ない方から9番目の値であり,\( 3 \) 回
第三四分位数は,少ない方から13番目と14番目の値の平均値であり,\( 4 \) 回
これらをすべて満たしている箱ひげ図は「ウ」になります。
〔問4〕箱Aの中に,\( 1,2,3,4,5 \) の数字が1つずつかかれた5枚のカードが,箱Bの中に,「\( 6+a \)」,「\( 6-a \)」,「\( 6 \times a \)」 の式が1つずつかかれた3枚のカードが入っている。
箱A,箱Bの中からカードを1枚ずつ取り出し,箱Aから取り出したカードにかかれた数を \( a \) とし,箱Bから取り出したカードにかかれた計算をするとき,その結果が奇数になる確率を求めなさい。
ただし,どのカードを取り出すことも,それぞれ同様に確からしいものとする。
【解説】
箱A,箱Bから取り出すカードの組み合わせと
それぞれにおける計算結果を表に書き出し,
奇数になるところに ○ をつけてみます。
奇数になる組み合わせは \( 6 \) 通り,
すべての組み合わせは \( 15 \) 通りなので,
求める確率は \( \dfrac{6}{15}=\dfrac{2}{5} \)
〔問5〕 右の図は,ある月のカレンダーです。このカレンダーで,3つの数を
の形で囲みます。次の文は,ようこさんと先生が,囲んだ3つの数の和がどんな数になるかを話し合っている会話の一部です。
ようこ:カレンダーで,
の形で囲んだ3つの数の和は,\( 1+2+9=12,11+12+19=42 \) のように,いつでも2の倍数になるのかな。
先生: ア のような場合があるので,いつでも2の倍数になるとは限りませんね。他の場合も計算して,どんな数になるか考えてみましょう。
ようこ:他の場合も計算すると,
の形で囲んだ3つの数の和はいつでも3の倍数になる といえそうですね。
次の(1),(2)に答えなさい。
(1) ア について,
の形で囲んだ3つの数の和が2の倍数にならない式の例を,\( 1+2+9=12 \) のような形で1つかきなさい。
【解答】
\( 2+3+10=15 \) (他多数あります)
【解説】
並んでいる数字を横または縦に順番に見ていくと,
どちらの場合も
偶数 → 奇数 → 偶数 → 奇数 → ・・・
と順番に並んでいます。
右上の数が偶数のとき,
残りの2つの数は奇数になるので,
3つの数の和は,
奇数 \( + \) 偶数 \( + \) 奇数 \( = \) 偶数
右上の数が奇数のとき,
残りの2つの数は偶数になるので,
3つの数の和は,
偶数 \( + \) 奇数 \( + \) 偶数 \( = \) 奇数
となります。
奇数のところに ○ をつけてみると ・・・ ,

偶数・奇数の和の組み合わせ
偶数 \( + \) 偶数 \( = \) 偶数
偶数 \( + \) 奇数 \( = \) 奇数
奇数 \( + \) 偶数 \( = \) 奇数
奇数 \( + \) 奇数 \( = \) 偶数
よって,右上の数が奇数になるように3つの数を選ぶと和は必ず奇数になります。
(2) 下線部のことがらが成り立つ理由を説明しなさい。
ただし,
の形で囲んだ3つの数のうち,最も小さい数を \( n \) として説明しなさい。
【解答】

の形で囲んだ3つの数のうち,最も小さい数を \( n \) とすると,
残り2つの数は,\( n+1,n+8 \) と表すことができるので,
3つの数の和は,
\( n+(n+1)+(n+8)=3n+9=3(n+3) \)
\( n+3 \) は自然数なので,\( 3(n+3) \) は3の倍数である。
よって,

の形で囲んだ3つの数の和はいつでも3の倍数になる。
大問3
図1のように,関数 \( y=2x^2 \) のグラフ上に2点 \( A(2,8) \), \( B(−1,2) \) がある。
次の〔問1〕~〔問4〕に答えなさい。
〔問1〕 関数 \( y=2x^2 \) について,\( x \) の変域が \( -2≦x≦1 \) のとき,\( y \) の変域を求めなさい。
【解説】
関数 \( y=ax^2 \; (a>0) \) において,
\( x \) の変域が \( 0 \) を含むとき,\( y \) の最小値は必ず \( 0 \) になります。
また,\( y \) が最大値をとるのは,\( x \) の絶対値がもっとも大きくなるときです。
\( x \) の変域が \( -2≦x≦1 \) のとき,
\( 0 \) を含んでいるので,\( y \) の最小値は \( 0 \)
\( x \) の絶対値がもっとも大きくなるのは
\( x=-2 \) のときなので,\( y \) の最大値は,
\( y=2 \times (-2)^2=8 \)
よって,\( y \) の変域は,\( 0≦y≦8 \)
〔問2〕 図2のように,点 \( A \) を通り,\( y \) 軸に平行な直線と \( x \) 軸との交点を \( C \) とする。
このとき,直線 \( BC \) の式を求めなさい。
【解答】
\( y=-\dfrac{2}{3}x+\dfrac{4}{3} \)
【解説】
点 \( C \) の座標は,\( C(2,0) \) なので,
直線 \( BC \) の式を \( y=mx+n \) とすると,
傾き \( m=\dfrac{0-2}{2-(-1)}=-\dfrac{2}{3} \)
\( x=2,y=0 \) を代入すると,
\( 0=-\dfrac{2}{3} \times 2+n \)
\( n=\dfrac{4}{3} \)
よって,直線 \( BC \) の式は,\( y=-\dfrac{2}{3}x+\dfrac{4}{3} \)
〔問3〕 図3のように,直線 \( AB \) と \( x \) 軸との交点を \( D \) とする。
このとき,\( AB:BD \) を最も簡単な整数の比で表しなさい。
【解説】
直線 \( AB \) は,\( A(2,8),B(−1,2) \) を通るので,
直線 \( AB \) の式は,\( y=2x+4 \)
点 \( D \) は,直線 \( AB \) の点で,
\( y \) 座標は \( 0 \) なので,
\( x \) 座標の値は,
\( 0=2x+4 \)
\( x=-2 \)
点 \( B \) から \( x \) 軸に垂線をひき,
交点を \( F \) とすると,
\( △BDF \) ∽ \( △ADC \) なので,
\( AB:BD=CF:FD=3:1 \)
〔問4〕 図4のように,\( y \) 軸上に点 \( E(0,-4) \) をとる。
また,関数 \( y=-\dfrac{1}{2}x^2 \) のグラフ上に点 \( P \) をとり,\( △OPE \) の面積が \( △OAB \) の面積の \( \dfrac{1}{2} \) 倍となるようにする。
このとき,点 \( P \) の座標をすべて求めなさい。
【解答】
\( \left( \dfrac{3}{2},-\dfrac{9}{8} \right),\left( -\dfrac{3}{2},-\dfrac{9}{8} \right) \)
【解説】
【\( △OAB \) の面積】
直線 \( AB \) と \( y \) 軸の交点を \( H \) とすると,
問3より,直線 \( AB \) の式は \( y=2x+4 \)なので,
\( OH=4 \)
\( △OAB=△OBH+△OAH \)
\( =4 \times 1 \times \dfrac{1}{2}+4 \times 2 \times \dfrac{1}{2} \)
\( =6 \)
【\( △OPE \) の面積】
点 \( P \) から \( y \) 軸に垂線をひき,交点を \( I \) とすると,
\( OE=4 \) なので,
\( △OPE=4 \times PI \times \dfrac{1}{2} \)
\( =2PI \)
ここから,
\( △OPE \) の面積が \( △OAB \) の面積の \( \dfrac{1}{2} \) 倍となるとき,
\( 2PI=6 \times \dfrac{1}{2} \)
\( PI=\dfrac{3}{2} \)
これを満たす点 \( P \) は,\( x \) 座標が \( ±\dfrac{3}{2} \) になります。
・点 \( P \) の \( x \) 座標が \( \dfrac{3}{2} \) の場合
\( y \) 座標は,
\( y=-\dfrac{1}{2} \times \left( \dfrac{3}{2} \right)^2=-\dfrac{9}{8} \)
・点 \( P \) の \( x \) 座標が \( -\dfrac{3}{2} \) の場合
\( x \) 座標が \( \dfrac{3}{2} \) のときの \( y \) 座標の値と等しいので,\( y=-\dfrac{9}{8} \)
よって,点 \( P \) の座標は, \( \left( \dfrac{3}{2},-\dfrac{9}{8} \right),\left( -\dfrac{3}{2},-\dfrac{9}{8} \right) \)
大問4
図1のように,一辺の長さが \( a \; cm \) の正方形 \( ABCD \) と,一辺の長さが \( b \; cm \) の正方形 \( EFGH \) があり,点 \( C \) と点 \( F \) が一致するように辺 \( CD \) と辺 \( EF \) が重なっている。
次の〔問1〕~〔問3〕に答えなさい。
〔問1〕 図1において, 点 \( B \) と点 \( H \) を結ぶ。
\( a=3,b=2 \) のとき,線分 \( BH \) の長さを求めなさい。
【解答】
\( BH= \sqrt{29} \; cm \)
【解説】
\( CG=GH=2 \; cm \) なので,
\( △BGH \) において,三平方の定理より,
\( BH^2=BG^2+GH^2=(3+2)^2+2^2=29 \)
\( BH= \sqrt{29} \; (cm) \)
〔問2〕 \( a=b \) とし,図2のように,正方形 \( EFGH \) を点 \( F \) を中心に反時計回りに \( 70° \) 回転させた。
このとき,\( ∠x \) の大きさを求めなさい。
【解説】
正方形 \( EFGH \) を \( 70° \) 回転させたので,
\( ∠DCG=90°-70°=20° \)
このとき,
\( ∠ECD=∠ECG-∠DCG=70° \)
四角形の内角の和は \( 360° \) なので,
\( ∠x=360°-(∠HEC+∠ADC+∠ECD) \)
\( =360°-(90°+90°+70°) \)
\( =110° \)
〔問3〕 \( a=5,b=3 \) とし,図3,図4のように,正方形 \( EFGH \) を,3点 \( D,H,G \) がこの順で一直線上に並ぶように点 \( F \) を中心に反時計回りに回転させた。
次の(1),(2)に答えなさい。
(1) 図3において,辺 \( CD \) と辺 \( EH \) の交点を \( I \) とする。
このとき,\( △DIH \) の面積を求めなさい。
【解答】
\( \dfrac{3}{8} \; cm^2 \)
【解説】
\( △DCG \) において,\( CD=5 \; cm\),
\( CG=3 \; cm, ∠CGH=90° \) より,
3辺の長さが \( 3:4:5 \) の直角三角形なので,
\( DG=4 \; cm \)
\( GH=3 \; cm \) なので,\( DH=4-3=1 \; (cm) \)
\( △DIH \) ∽ \( △DCG \) で,
相似比は \( DH:DG-1:4 \) なので,
\( IH:CG=1:4 \)
\( IH:3=1:4 \)
\( IH=\dfrac{3}{4} \; (cm) \)
よって,\( △DIH \) の面積は,
\( \dfrac{3}{4} \times 1 \times \dfrac{1}{2}=\dfrac{3}{8} \; (cm^2) \)
(2) 図4において,3点 \( B,E,H \) は一直線上に並ぶことを証明しなさい。
【解答】
\( △BCE \) と \( △DCG \) において,
正方形の4辺は等しいので,
\( BC=DC \) ・・・ ➀
\( CE=CG \) ・・・ ➁
正方形の内角は \( 90° \) なので,
\( ∠BCE=90°-∠ECD \) ・・・ ➂
\( ∠DCG=90°-∠ECD \) ・・・ ➃
➂➃より,\( ∠BCE=∠DCG \) ・・・ ➄
➀➁➄より,
2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので,
\( △BCE≡△DCG \)
対応する角は等しいので,
\( ∠BEC=∠DGC=90° \)
\( ∠HEC=90° \) でもあるので,
\( ∠BEC+∠HEC=180° \)
よって,3点 \( B,E,H \) は一直線上に並ぶ