問題
同じ値段のりんごを7個買うには,持っているお金では120円足りませんが,6個買うと40円余ります。
りんご1個の値段はいくらか求めなさい。
解説
この問題では,持っているお金を
- りんごを7個買う場合の合計金額との差額
- りんごを6個買う場合の合計金額との差額
の2種類の方法を使って文字式で表すことにより,方程式を立てることができます。
りんごを7個買う場合の合計金額との差額
"りんごを7個買うには,持っているお金では120円足りません"ということは,
"持っているお金"は,"りんご7個の合計金額"より120円少ない金額です。
☆ここがポイント☆
方程式の立て方に慣れるまでは,それぞれの関係を図で表すとわかりやすくなります。
方程式の立て方に慣れるまでは,それぞれの関係を図で表すとわかりやすくなります。
つまり,
"持っているお金"="りんご7個の合計金額"ー120円
になります。
ここで,りんご1個の値段を \(x\) 円とすると,1個 \(x\) 円のりんごを7個買う場合の合計金額を
文字式で表すと,7\(x\) です。
持っているお金はそれより120円少ないのだから,文字式で表すと,
7\(x\)ー120 ・・・(1)
りんごを6個買う場合の合計金額との差額
"りんごを6個買うと40円余ります"ということは,
"持っているお金"は,"りんご6個の合計金額"より40円多い金額です。
つまり,
"持っているお金"="りんご6個の合計金額"+40円
になります。
ここで,りんご1個の値段を \(x\) 円とすると,1個 \(x\) 円のりんごを6個買う場合の合計金額を
文字式で表すと,6\(x\) です。
これを文字式で表すと,
6\(x\)+40 ・・・(2)
方程式で表し、解く
(1)(2)は同じ゛持っているお金"を表しているので,
(1)=(2)となります。
7\(x\)ー120=6\(x\)+40
\(\;\) 7\(x\)ー6\(x\)=40+120
\(x\)=160
となり,リンゴ1個の値段は160円になります。