大問1
(1) \( -2^2-7 \times (-5) \) を計算しなさい。
【解説】
\( =-4-(-35) \)
\( =-4+35 \)
\( =31 \)
(2) \( (2x+7)-(3x-2) \) を計算しなさい。
【解説】
\( =2x+7-3x+2 \)
\( =-x+9 \)
(3) \( \sqrt{75}+\dfrac{9}{\sqrt{27}} \) を計算しなさい。
【解説】
\( =5\sqrt{3}+\dfrac{9}{3\sqrt{3}} \)
\( =5\sqrt{3}+\dfrac{9 \times \sqrt{3}}{3\sqrt{3} \times \sqrt{3}} \)
\( =5\sqrt{3}+\sqrt{3} \)
\( =6\sqrt{3} \)
(4) 二次方程式 \( (x-2)^2-25=-5(x+3) \) を解きなさい。
【解説】
\( (x^2-4x+4)-25=-5x-15 \)
\( x^2+x-6=0 \)
\( (x-2)(x+3)=0 \)
\( x=2,-3 \)
(5) \( 50 \) 以上 \( 60 \) 未満の整数のうち,素数をすべて求めなさい。
【解説】
素数とは,\( 1 \) とその数以外で割り切れない数のことです。
\( 2 \) 以外の偶数は,すべて \( 2 \) で割り切れるので,素数にはなりません。
\( 50 \) 以上 \( 60 \) 未満の「奇数」(\( 51,53,55,57,59 \))のうち,
\( 51=3 \times 17 \) → \( 3 \) で割り切れる
\( 55=5 \times 11 \) → \( 5 \) で割り切れる
\( 57=3 \times 19 \) → \( 3 \) で割り切れる
なので,素数は \( 53,59 \) になります。
(6) \( y \) は \( x \) の一次関数で,そのグラフが点 \( (2,-1) \) を通り,傾き \( \dfrac{3}{2} \) の直線であるとき,この一次関数の式を求めなさい。
【解答】
\( y=\dfrac{3}{2}x-4 \)
【解説】
この一次関数の式を \( y=\dfrac{3}{2}x+b \) とし,\( x=2,y=-1 \) を代入すると,
\( -1=\dfrac{3}{2} \times 2+b \)
\( -1=3+b \)
\( b=-4 \)
よって,この一次関数の式は \( y=\dfrac{3}{2}x-4 \)
(7) \( a=2,b=-\dfrac{7}{9} \) のとき,\( 54ab^2 \div 4b \times 2a \) の式の値を求めなさい。
【解説】
\( 54ab^2 \div 4b \times 2a=\dfrac{54ab^2 \times 2a}{4b} \)
\( =27a^2b \)
\( a=2,b=-\dfrac{7}{9} \) を代入すると,
\( 27 \times 2^2 \times (-\dfrac{7}{9})=-\dfrac{27 \times 2^2 \times 7}{9} \)
\( =-3 \times 4 \times 7 \)
\( =-84 \)
(8) 右の図のように,半径 \( 3 \; cm,∠AOB=90° \) のおうぎ形 \( OAB \) がある。おうぎ形 \( OAB \) を,直線 \( AO \) を軸として1回転させてできる立体の表面積を求めなさい。
ただし,円周率は \( \pi{} \) とする。
【解答】
\( 27\pi{} \; cm^2 \)
【解説】
おうぎ形 \( OAB \) を,直線 \( AO \) を軸として
1回転させてできる立体は,半径 \( 3 \; cm \) の半球
になります。
この半球の曲面部分の表面積は,
\( 4 \pi{} \times 3^2 \times \dfrac{1}{2}=18\pi{} \; (cm^2) \)
底面部分の表面積は,
\( \pi{} \times 3^2=9\pi{} \; (cm^2) \)
よって,この半球の表面積は,
\( 18\pi{}+9\pi{}=27\pi{} \; (cm^2) \)
(9) 次の図のように,円 \( O \) の周上に
4点 \( A,B,C,D \) がある。\( ∠ADC=80° \),\( ∠BOC=120° \),\( AD//BC \) のとき,\( ∠x \) の大きさを求めなさい。
【解説】
\( \stackrel{\huge\frown}{ BC } \) に対する円周角なので,
\( ∠BDC=\dfrac{1}{2}∠BOC=60° \)
\( ∠ADC=80° \) より,
\( ∠ADB=∠ADC-∠BDC=20° \)
\( AD//BC \) より,錯角は等しいので,
\( ∠DBC=∠ADB=20° \)
\( △OBC \) は二等辺三角形なので,
\( ∠OCB=\dfrac{180°-∠BOC}{2}=30° \)
\( OC \) と \( BD \) の交点を \( E \) とすると,
\( △EBC \) において,
\( ∠x=180°-(∠DBC+∠OCB)=130° \)
(10) 次の図のように,\( △ABC \) の辺 \( AB \) 上に点 \( D \),辺 \( BC \) 上に点 \( E \) がある。\( AC=15 \; cm,DE=9 \; cm,BE=8 \; cm \),\( AC//DE \) のとき,\( EC \) の長さを求めなさい。
【解答】
\( EC=\dfrac{16}{3} \; cm \)
【解説】
\( AC//DE \) より,\( △BDE \) ∽ \( △BAC \) なので,
\( BE:BC=DE:AC \)
\( 8:BC=9:15 \)
\( 9BC=120 \)
\( BC=\dfrac{40}{3} \; (cm) \)
よって,
\( EC=BC-BE=\dfrac{40}{3}-8=\dfrac{16}{3} \; (cm) \)
(11) 次の図で,線分 \( OX \) 上に点 \( A \) があり,\( ∠XOY=80° \) であるとき,\( ∠OAP=90° \),\( ∠OPA=50° \) となる \( △OAP \) を1つ,定規とコンパスを用いて作図しなさい。
なお,作図に用いた線は消さずに残しておきなさい。
【解答】
手順1 点 \( A \) を中心に円弧を描く。
(直線 \( OX \) との交点を \( B,C \) とします)
手順2 2点 \( B,C \) を中心に円弧を描く。
(交点を \( D \) とします)
手順3 2点 \( A,D \) を通る直線を描く。
手順4 点 \( O \) を中心に円弧を描く。
(直線 \( OY,OX \) との交点を \( E,F \) とします)
手順5 2点 \( E,F \) を中心に円弧を描く。
(交点を \( G \) とします)
手順6 2点 \( O,G \) を通る直線を描く。
手順3と6の直線の交点が点 \( P \) になり,\( △OAP \) ができます。
【解説】
\( △OAP \) において,\( ∠OAP=90°,∠OPA=50° \) なので,
\( ∠AOP=180°-(∠OAP+∠OPA)=40° \)
\( ∠XOY=80° \) であることから,\( OP \) は \( ∠XOY \) の二等分線になります。
大問2
右の図は,A組,B組,C組,D組のそれぞれ \( 31 \) 人の生徒が受けた,\( 100 \) 点満点の数学のテスト結果を,箱ひげ図に表したものである。
このとき,あとの各問いについて,右の箱ひげ図から読みとり答えなさい。
ただし,得点は整数とする。
(1) 中央値が最も大きい組の,中央値を求めなさい。
(2) 四分位範囲が最も小さい組の,第1四分位数を求めなさい。
【解説】
四分位範囲は,
第三四分位数 \( – \) 第一四分位数
で求めることができます。
各組の四分位範囲は,
A組 ・・・ \( 80-50=30 \)(点)
B組 ・・・ \( 78-54=24 \)(点)
C組 ・・・ \( 74-52=22 \)(点)
D組 ・・・ \( 76-48=28 \)(点)
であり,最も小さいのはC組なので,
C組の第一四分位数は,\( 52 \) 点。
(3) \( 80 \) 点以上の生徒の人数が最も多い組はどれか,次のア~エから最も適切なものを1つ選び,その記号を書きなさい。
ア.A組 イ.B組 ウ.C組 エ.D組
【解説】
各組 \( 31 \) 人ずつのデータを集計しているので,第三四分位数は得点の高い方から8番目の値になります。
各組の第三四分位数はA組が \( 80 \) 点,B組が \( 78 \) 点,C組が \( 74 \) 点,D組が \( 76 \) 点なので,
\( 80 \) 点以上の生徒の人数は,A組が \( 8 \) 人以上,B組,C組,D組は \( 7 \) 人以下になります。
大問3
次の図のように,\( -3,-2,-1,1,2,3 \) の数が1つずつ書かれた6枚のカードがある。このカードをよくきり,同時に2枚のカードをひくとき,あとの各問いに答えなさい。
ただし,どのカードをひくことも同様に確からしいものとする。
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(1) ひいた2枚のカードに書かれた数の積が,正の数となる確率を求めなさい。
【解説】
ひいた2枚のカードの組み合わせとその数の積を表に書き出し,積が正の数になるところに ○ をつけてみます。
積が,正の数となる組み合わせは \( 12 \) 通り,
すべての組み合わせは \( 30 \) 通りなので,
求める確率は \( \dfrac{12}{30}=\dfrac{2}{5} \)
(2) ひいた2枚のカードに書かれた数の和が,その2枚のカードに書かれた数の積より大きくなる確率を求めなさい。
【解答】
\( \dfrac{11}{15} \)
【解説】
ひいた2枚のカードの組み合わせとその数の和と積を樹形図に書き出し,
和が積より大きくなるところに ○ をつけてみます。
和が積より大きくなる組み合わせは \( 22 \) 通り,
すべての組み合わせは \( 30 \) 通りなので,
求める確率は \( \dfrac{22}{30}=\dfrac{11}{15} \)
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大問4
次の図のように,線分 \( CD \) が共通である2つの正方形 \( ABCD,DCEF \) がある。線分 \( AD \) 上に点 \( G \) をとり,線分 \( BG \) をひく。点 \( E \) から線分 \( BG \) に垂線をひき,線分 \( BG \) との交点を \( H \) とする。また,線分 \( EH \) と線分 \( CD \) の交点を \( I \) とする。
このとき,あとの各問いに答えなさい。
ただし,点 \( A \) は点 \( F \) と異なる点,点 \( G \) は点 \( A,D \) と異なる点とする。
また,点 \( B,C,E \) は同一直線上にある。
R6_4-A-300x173.png)
(1) \( △ABG≡△CEI \) であることを証明しなさい。
【解答】
\( △ABG \) と \( △CEI \) において,
正方形 \( ABCD,DCEF \) はそれぞれ辺の長さが等しいので,
\( AB=CE \) ・・・ ➀
正方形の内角なので,
\( ∠GAB=∠ICE \) ・・・ ➁
正方形の内角なので,
\( ∠ABG=90°-∠HBE \) ・・・ ③
\( △BHE \) は直角三角形なので,
\( ∠CEI=90°-∠HBE \) ・・・ ➃
③➃より,
\( ∠ABG=∠CEI \) ・・・ ➄
➀➁➄より,
1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいので,
\( △ABG≡△CEI \)
(2) \( AB=4 \; cm,△GBI \) の面積が \( 5 \; cm^2 \) のとき,線分 \( DI \) の長さを求めなさい。なお,答えに \( \sqrt{\phantom{ }} \) がふくまれるときは, \( \sqrt{\phantom{ }} \) の中をできるだけ小さい自然数にしなさい。
【解答】
\( 4-\sqrt{6} \; cm \)
【解説】
\( CI=x \; cm \) とすると,\( DI=4-x \; cm \),
\( AG=CI=x \; cm,GF=8-x \; cm \) と表せるので,
\( △ABG=4 \times x \times \dfrac{1}{2} \)
\( =2x \; (cm^2) \)
\( △BEI=8 \times x \times \dfrac{1}{2} \)
\( =4x \; (cm^2) \)
\( △GFI=(8-x) \times (4-x) \times \dfrac{1}{2} \)
\( =\dfrac{1}{2}(x^2-12x+32) \; (cm^2) \)
\( △EFI=4 \times 4 \times \dfrac{1}{2}=8 \; (cm^2) \)
長方形 \( ABEF=4 \times 8=32 \; (cm^2) \)
と表すことができます。
長方形 \( ABEF=△ABG+△BEI+△GFI+△EFI+△GBI \)
\( 32=2x+4x+\dfrac{1}{2}(x^2-12x+32)+8+5 \)
\( 32=\dfrac{1}{2}x^2+29 \)
\( \dfrac{1}{2}x^2=3 \)
\( x^2=6 \)
\( x=\sqrt{6} \; (cm) \) (\( x>0 \) より)
よって,\( DI=4-x=4-\sqrt{6} \; (cm) \)
大問5
(1) 右の図のように,関数 \( y=-\dfrac{10}{x} \; (x>0) \) ・・・ ア のグラフ上を動く点 \( A \) がある。また,点 \( A \) を通り \( y \) 軸と平行な直線と \( x \) 軸の交点を \( B \) とし,点 \( A \) を通り \( x \) 軸と平行な直線と \( y \) 軸の交点を \( C \) とする。
このとき,次の各問いに答えなさい。
ただし,原点を \( O \) とし,座標軸の1目もりを \( 1 \; cm \) とする。
➀ ア について,\( x \) の値が \( 2 \) から \( 5 \) まで増加するときの変化の割合を求めなさい。
【解説】
\( y=-\dfrac{10}{x} \) において,
\( x=2 \) のとき,\( y=-\dfrac{10}{2}=-5 \)
\( x=5 \) のとき,\( y=-\dfrac{10}{5}=-2 \)
なので,変化の割合は,
\( \dfrac{-2-(-5)}{5-2}=1 \)
➁ \( 2≦x≦5 \) のとき,点 \( A \) の \( x \) 座標の値と四角形 \( OCAB \) の面積の関係を表したグラフが,次のア~エの中に1つある。そのグラフをア~エから1つ選び,その記号を書きなさい。
R6_5-1-2-300x77.png)
【解説】
\( A \) の座標を \( A(s,-t) \) とすると,
\( AC=s,AB=t \) となるので,
四角形 \( OCAB \) の面積 \( =st \) ・・・ ➀
と表すことができます。
\( y=-\dfrac{10}{x} \) に \( x=s,y=-t \) を代入すると,
\( -t=-\dfrac{10}{s} \)
\( st=10 \) ・・・ ➁
①②より,四角形 \( OCAB \) の面積 \( =10 \)
よって点 \( A \) の \( x \) 座標の値によらず,
四角形 \( OCAB \) の面積は \( 10 \) で一定ということになります。
よって,あてはまるグラフは ウ になります。
(2) 右の図のように,関数 \( y=ax^2 \) ・・・ ア のグラフ上に点 \( A \) があり,点 \( A \) の座標が \( (4,4) \) である。
このとき,次の各問いに答えなさい。
ただし,原点を \( O \) とする。
➀ \( a \) の値を求めなさい。
【解答】
\( a=\dfrac{1}{4} \)
【解説】
\( y=ax^2 \) に \( x=4,y=4 \) を代入すると,
\( 4=a \times 4^2 \)
\( a=\dfrac{1}{4} \)
➁ アのグラフ上に点 \( A \) と異なる点である \( B \) をとり,直線 \( AB \) と \( x \) 軸の交点を \( C \) とする。\( △OBC \) の面積と \( △OAB \) の面積の比が \( 2:3 \) となるとき,点 \( B \) の \( x \) 座標をすべて求めなさい。
なお,答えの分母に \( \sqrt{\phantom{ }} \) がふくまれるときは,分母を有理化しなさい。また,\( \sqrt{\phantom{ }} \) の中をできるだけ小さい自然数にしなさい。
【解答】
\( ±\dfrac{4\sqrt{10}}{5} \)
【解説】
3点 \( A,B,C \) は,一直線上の点なので,
\( △OBC:△OAB=2:3 \) のとき,
\( BC:AB=2:3 \) となっています。
点 \( A,B \) から \( x \) 軸に垂線をひいた交点を
点 \( P,Q \) とすると,
\( △BCQ \) ∽ \( △ACP \) になっています。
点 \( B \) の \( x \) 座標を \( s \) とすると,
\( y \) 座標は \( \dfrac{1}{4}s^2 \) と表すことができるので,
\( BQ:AP=BC:AC \)
\( \dfrac{1}{4}s^2:4=2:(3+2) \)
\( s^2:16=2:5 \)
\( s^2=\dfrac{32}{5} \)
\( s=±\dfrac{4\sqrt{2}}{\sqrt{5}}=±\dfrac{4\sqrt{10}}{5} \)
大問6
P店では,1個 \( 100 \) 円のあんまんと,1個 \( 140 \) 円の肉まんを販売している。ある1日の販売個数を調べると,あんまんは \( 260 \) 個,肉まんは \( 250 \) 個であった。また,代金と,その代金を支払った人数を調べると下の表のようになった。
このとき,あとの各問いに答えなさい。
ただし,おつりがないように代金を支払ったものとする。
R6_6-A-300x53.png)
(1) 次の は,表の
の部分からわかることをまとめたものである。
代金 \( 420 \) 円は, \( \boxed{ (A) } \) の代金のことであり,その代金を支払った人数が \( 10 \) 人であることから, \( \boxed{ (B) } \) が販売されたことがわかる。
➀ 上の \( \boxed{ (A) } \) にあてはまることがらはどれか,次のア~エから最も適切なものを1つ選び,その記号を書きなさい。
ア. あんまん \( 3 \) 個
イ. あんまん \( 2 \) 個と肉まん \( 1 \) 個
ウ. あんまん \( 1 \) 個と肉まん \( 2 \) 個
エ. 肉まん \( 3 \) 個
➁ 上の \( \boxed{ (B) } \) にあてはまることがらはどれか,次のア~エから最も適切なものを1つ選び,その記号を書きなさい。
ア. あんまん \( 30 \) 個
イ. あんまん \( 20 \) 個と肉まん \( 10 \) 個
ウ. あんまん \( 10 \) 個と肉まん \( 20 \) 個
エ. 肉まん \( 30 \) 個
(2) 次の は,表の \( \boxed{ (Ⅰ) } \; \),\( \boxed{ (Ⅱ) } \) にあてはまる数を求めるために,連立方程式に表したものである。
代金 \( 340 \) 円を支払った人数を \( x \) 人,代金 \( 380 \) 円を支払った人数を \( y \) 人とすると,
\( \left\{ \begin{array}{}
2x+y + \; \boxed{ (C) } =260 \\
x+2y + \; \boxed{ (D) } =250 \\
\end{array} \right. \)
と表すことができる。
➀ 上の \( \boxed{ (C) } \; \),\( \boxed{ (D) } \) に,それぞれあてはまる適切な数を書き入れなさい。
【解答】
\( \boxed{ (C) } \; \) ・・・ \( 160 \)
\( \boxed{ (D) } \; \) ・・・ \( 143 \)
【解説】
この連立方程式は右辺が \( 260,250 \) になっているので,あんまんと肉まんの販売個数を表しています。
(1)の問題と同様に代金 \( 100 \) ~ \( 420 \) 円を支払った人に販売したあんまんと肉まんの個数を表に
書き出すと下の表になります。
R6_6-2-1-300x81.png)
表から,あんまんの販売個数を表す式は,
\( 40+40+50+30+2x+y=260 \)
\( 2x+y+160=260 \)
肉まんの販売個数を表す式は,
\( 33+50+30+x+2y+30=250 \)
\( x+2y+143=250 \)
あんまんと肉まんの販売個数の求め方
代金の下2ケタに注目すると,1個 \( 100 \) 円のあんまんは何個買っても,下2ケタは \( 00 \) になるので,下2ケタの数は,肉まんの販売個数によって決まります。
肉まんの販売個数が
0個のとき ・・・ あんまんだけになるので,下2ケタは \( 00 \)
1個のとき ・・・ 肉まんの代金は \( 140 \) 円なので,下2ケタは \( 40 \)
2個のとき ・・・ 肉まんの代金は \( 280 \) 円なので,下2ケタは \( 80 \)
3個のとき ・・・ 肉まんの代金は \( 420 \) 円なので,下2ケタは \( 20 \)
となります。
なお,表から代金の最大値が \( 420 \) 円なので,4個以上の場合を考える必要はありません。
これをもとに,代金 \( 240 \) 円を支払った人があんまんと肉まんを何個買ったかを考えます。
代金の下2ケタは \( 40 \) なので,肉まんの販売個数は1個であり,肉まんの代金は \( 140 \) 円
ここから,あんまんの代金は \( 240-140=100 \)(円)なので,
あんまんの販売個数は1個になります。
➁ 表の \( \boxed{ (Ⅰ) } \; \),\( \boxed{ (Ⅱ) } \) に,それぞれあてはまる適切な数を書き入れなさい。
【解答】
\( \boxed{ (Ⅰ) } \; \) ・・・ \( 31 \)
\( \boxed{ (Ⅱ) } \; \) ・・・ \( 38 \)
【解説】
問 ① の連立方程式を解くと,
\( \left\{ \begin{array}{}
2x+y+160=260 \;\; ・・・ \;\; ① \\
x+2y+143=250 \;\; ・・・ \;\; ➁ \\
\end{array} \right. \)
①\( \; \times 2 \)
\( 4x+2y=200 \) ・・・ ①’
①’\( – \) ➁
\( 3x=93 \)
\( x=31 \)
①に代入すると,
\( 2 \times 31+y+160=260 \)
\( y=38 \)