福井県公立高校入試 令和5(2023)年度 選択問題B 解答&解説

大問1

(1) 次の計算をせよ。

ア \( \sqrt{2} \times \sqrt{6}+ \sqrt{27} \)

【解答】
\( 5\sqrt{3} \)
【解説】
\( =\sqrt{12}+\sqrt{27} \)
\( =2\sqrt{3}+3\sqrt{3} \)
\( =5\sqrt{3} \)

 

イ \( \dfrac{a+2b}{2}-\dfrac{b}{3} \)

【解答】
\( \dfrac{3a+4b}{6} \)
【解説】
\( =\dfrac{3(a+2b)}{6}-\dfrac{2b}{6} \)
\( =\dfrac{3(a+2b)-2b}{6} \)
\( =\dfrac{3a+4b}{6} \)

 

(2) \( \sqrt{50^2-1} \) を \( a\sqrt{b} \) の形で表せ。ただし, \( a \) は自然数, \( b \) はできるだけ小さな自然数とする。

【解答】
\( 7\sqrt{51} \)
【解説】
\( \sqrt{50^2-1}=\sqrt{(50+1)(50-1)} \)
     \( =\sqrt{51 \times 49} \)
     \( =\sqrt{3 \times 17 \times 7^2} \)
     \( =7\sqrt{51} \)

 

(3) 次の連立方程式,二次方程式を解け。

ア  \( \left\{ \begin{array}{} x-y=5 \\
2x+3y=-5 \end{array} \right. \)

【解答】
\( x=2,y=-3 \)
【解説】
\( x-y=5 \) ・・・ ①
\( 2x+3y=-5 \) ・・・ ➁
①×2
 \( 2x-2y=10 \) ・・・ ①’
➁-①’
 \( 5y=-15 \)
  \( y=-3 \)
①に代入
 \( x-(-3)=5 \)
     \( x=2 \)

 

イ  \( x^2+x-1=0 \)

【解答】
\( x=\dfrac{-1±\sqrt{5}}{2} \)
【解説】
\( ax^2+bx+c=0 \) とすると,\( a=1,b=1,c=-1 \) なので,
解の公式より,
 \( x=\dfrac{-b±\sqrt{b^2-4ac}}{2a} \)
  \( =\dfrac{-1±\sqrt{1^2-4 \times 1 \times (-1)}}{2 \times 1} \)
  \( =\dfrac{-1±\sqrt{5}}{2} \)

 

(4) 次の数量の関係を,不等式で表せ。
「1本50円の鉛筆 \( x \) 本と1冊100円のノート \( y \) 冊を買おうとしたが,1000円ではたりなかった。」

【解答】
\( 50x+100y>1000 \)
【解説】
1本50円の鉛筆 \( x \) 本の代金 → \( 50x \)
1冊100円のノート \( y \) 冊の代金 → \( 100y \)
合計の代金は1000円より大きかったので,求める不等式は,
\( 50x+100y>1000 \)

 

(5) あるクラスの生徒21人をA班10人とB班11人の2つの班に分け,通学時間の調査を行った。A班,B班それぞれの通学時間の平均値を計算したところ,B班の平均値は,A班の平均値よりも大きく,差は5分であった。その後,A班の太郎さんの通学時間が30分長くなったため,改めてA班10人の平均値を計算した。このときA班とB班の平均値は,どちらが大きいか。A,Bのどちらかを (   ) に書き入れ,その理由を言葉や数,式を用いて説明せよ。

【解答・解説】
B班の平均値を \( x \) 分とすると,A班の最初の平均値は \( x-5 \) 分と表すことができる。
このとき,A班全員の通学時間の合計は \( 10(x-5) \) 分
太郎さんの通学時間が30分長くなった後の合計は,
\( 10(x-5)+30=10(x-2) \) 分
よって,計算しなおしたA班の平均値は \( x-2 \) 分になるので,
B班の平均値の方が大きくなる。

【参考】
平均値 \( =\dfrac{データの合計値}{データの総数} \) なので,
データの合計値 \( = \) 平均値 \( \times \) データの総数
で求めることができます。

 

(6) 3辺の長さが \( 2 \; cm,3 \; cm, \sqrt{13} \; cm \) である三角形が直角三角形になる理由を,言葉や数,式を用いて説明せよ。

【解答・解説】
3辺について,\( 2^2+3^2=(\sqrt{13})^2 \) であり,三平方の定理が成立しているため。

 

(7) 右の図のように, \( △ABC \) とその内部に点 \( P \) がある。
\( △ABC \) を点 \( P \) を通る直線を折り目として,頂点 \( A \) が辺 \( BC \) 上にくるように折るとき,折り目とした直線と辺 \( AB \) との交点 \( D \) を作図せよ。
ただし,作図に用いた線は消さないこと。

【解答・解説】

手順1 点 \( P \) を中心に線分 \( AP \) を半径とする弧を描く。
    (辺 \( BC \) との交点を \( A’ \) とします)
手順2 点 \( A,A’ \) を中心に同じ半径の弧を描く。
    (交点を \( Q \) とします)
手順3 点 \( P,Q \) を通る直線を描く。

手順3の直線と辺 \( AB \) の交点が \( D \) になります。

● 折り返した図形の特徴
  ・ 折り返す前と後の図形は合同
  ・ 折り返す前後の点を結んだ直線と折り目の線は垂直に交わる

 

大問2

右の図は,1辺の長さが \( 1cm \) の正方形 \( ABCD \) である。点 \( P \) は最初,頂点 \( A \) にあり,1枚の硬貨を1回投げるごとに,正方形の辺上を,次の【規則】にしたがって動く。


【規則】
○ 1回目に硬貨を投げるとき
  ・ 出た面が表のときは反時計回りに \( 1cm \),
   裏のときは時計回りに \( 2cm \) 動く。
○ 2回目,3回目に硬貨を投げるとき
  ・ 直前に投げた硬貨と同じ面が出た場合は,動かない。
  ・ 直前に投げた硬貨と違う面が出た場合は,
   出た面が表のときは反時計回りに \( 1cm \),
   裏のときは時計回りに \( 2cm \) 動く。
(例) 硬貨を3回投げ,表,表,裏の順に出たとき,
   点 \( P \) は頂点 \( D \) にある。


このとき,次の問いに答えよ。
ただし,硬貨の表と裏の出かたは同様に確からしいとする。

(1) 硬貨を2回投げるとき,点 \( P \) が頂点 \( C \) にある確率を求めよ。

【解答】
\( \dfrac{1}{4} \)
【解説】
表裏の出かたによって,どの頂点に移動するかを樹形図に書いてみます。
硬貨を2回投げるとき,すべての場合の数は4通り。
そのうち,頂点 \( C \) になるのは,裏・裏のときの1通り。
よって,求める確率は \( \dfrac{1}{4} \)


 

(2) 硬貨を3回投げるとき,点 \( P \) がどの頂点にある確率がもっとも大きくなるか,
   その頂点を書き,そのときの確率を求めよ。

【解答】
頂点 \( D \)    確率 ・・・ \( \dfrac{1}{2} \)
【解説】
表裏の出かたによって,どの頂点に移動するかを樹形図に書いてみます。
硬貨を3回投げるとき,すべての場合の数は8通り。
そのうち,頂点 \( D \) になるのが,4通りで最も多くなります。
よって,求める確率は \( \dfrac{4}{8}=\dfrac{1}{2} \)


 

大問3

大きさが等しい正方形の白いタイル (□) と黒いタイル (■) がある。下の図のように,はじめに黒いタイルを1枚置き,その黒いタイルを囲むように,四隅は黒いタイルを,他の部分は白いタイルをすきまなく並べる。そのときできた正方形を1番目の図形とする。次に1番目の図形を囲むように,四隅は黒いタイルを,他の部分は白いタイルをすきまなく並べる。そのときできた正方形を2番目の図形とする。同様に,できた図形を囲むように,四隅は黒いタイルを,他の部分は白いタイルをすきまなく並べ,順に図形を作っていく。
このとき,次の問いに答えよ。

(1) 5番目の図形において,黒いタイルの枚数を求めよ。

【解答】
21枚
【解説】
1番目 ・・・ \( 1+4 \) 枚
2番目 ・・・ \( 1+4+4 \) 枚
3番目 ・・・ \( 1+4+4+4 \) 枚
4番目 ・・・ \( 1+4+4+4+4 \) 枚
5番目 ・・・ \( 1+4+4+4+4+4=21 \) 枚

 

(2) \( n \) 番目の図形において,黒いタイルの枚数と,すべてのタイルの枚数を,\( n \) を用いた式で表せ。

【解答】
黒いタイル ・・・  \( 4n+1 \)
すべてのタイル ・・・  \( (2n+1)^2 \)
【解説】
● 黒いタイルの枚数
  はじめの1枚に4枚ずつが \( n \) 回追加されているので,\( 4n+1 \) 枚になります。

● すべてのタイルの枚数
  すべての図形は正方形になっているので,1辺に何枚ずつ並んでいるかを考えます。
   1番目 ・・・ \( 3=2+1=2 \times 1+1 \) 枚
   2番目 ・・・ \( 5=4+1=2 \times 2+1 \) 枚
   3番目 ・・・ \( 7=6+1=2 \times 3+1 \) 枚
   ・・・
  となっているので,1辺に \( 2n+1 \) 枚並んでいるとわかります。
  よって,すべてのタイルの枚数は,\( (2n+1)^2 \) 枚になります。

 

(3) 何番目の図形であっても,白いタイルの枚数は偶数の2乗になることを,言葉や数,式を用いて説明せよ。

【解答・解説】
\( n \) 番目の図形において,
すべてのタイルの枚数は \( (2n+1)^2 \) 枚,黒いタイルの枚数は \( 4n+1 \) 枚なので,
白いタイルの枚数は
\( (2n+1)^2-(4n+1)=4n^2=(2n)^2 \)
より,\( (2n)^2 \) 枚と表すことができる。
\( n \) は整数なので,\( 2n \) は必ず偶数になる。
よって,何番目の図形であっても,白いタイルの枚数は偶数の2乗になる。

 

大問4

右の図のように,関数 \( y=\dfrac{1}{2}x^2 \)  ・・・ ①,
関数 \( y=ax^2 \) ( \( a \) は正の定数) ・・・ ② のグラフがある。
\( x \) 軸上に点 \( A \) をとる。点 \( A \) から \( y \) 軸と平行な直線をひき,① のグラフとの交点を \( B \),② のグラフとの交点を \( C \) とする。ただし,点 \( A \) の \( x \) 座標は正とする。
このとき,次の問いに答えよ。

(1) 点 \( C \) の \( y \) 座標が,点 \( B \) の \( y \) 座標よりも大きいとき,\( a \) の値と,\( \dfrac{1}{2} \) の関係について,
次のから正しいものを1つ選び,その記号を書け。

  \( a<\dfrac{1}{2} \)             \( a>\dfrac{1}{2} \)            \( a=\dfrac{1}{2} \)

【解答】

【解説】
点 \( B,C \) の \( x \) 座標を \( t \) とすると,
点 \( B \) の \( y \) 座標は,\( y=\dfrac{1}{2}t^2 \)
点 \( C \) の \( y \) 座標は,\( y=at^2 \)
点 \( C \) の \( y \) 座標の方が点 \( B \) の \( y \) 座標より大きいので,
\( at^2>\dfrac{1}{2}t^2 \)
\( a>\dfrac{1}{2} \) ( \( t>0 \)より )

 

(2) 点 \( A \) の \( x \) 座標が \( 2 \) のとき,\( AB:BC = 1:3 \) であった。

ア 2点 \( B,C \) の \( y \) 座標と,\( a \) の値を求めよ。

【解答】
\( B \; ・・・ \; y=2 \)  \( C \; ・・・ \; y=8 \)   \( a=2 \)
【解説】

\( x=2 \) のとき,
\( B \) の \( y \) 座標は,\( y=\dfrac{1}{2} \times 2^2=2 \)
\( C \) の \( y \) 座標は,\( y=a \times 2^2=4a \)
なので,
\( AB=2 \),\( BC=4a-2 \) と表すことができます。
よって,
  \( AB:BC=1:3 \)
 \( 2:(4a-2)=1:3 \)
    \( 4a-2=6 \)
      \( a=2 \)
\( a=2 \) のとき,\( C \) の \( y \) 座標は,\( y=4 \times 2=8 \)

 

イ ②の関数について,\( x \) の変域が \( -3≦x≦2 \) のときの \( y \) の変域を求めよ。

【解答】
\( 0≦y≦18 \)
【解説】

\( y=ax^2 \) ( \( a>0 \) ) において,\( x \) の変域が \( 0 \) を含む場合,
\( y \) の変域の最小値は \( 0 \) になります。
また,\( y \) の変域が最大値をとるのは,
\( x \) の絶対値が最大になるときです。
\( -3≦x≦2 \) のとき,\( x \) の絶対値が最大になるのは
\( x=-3 \) のときなので,
②の関数 \( y=2x^2 \) において,
\( x=-3 \) のときの \( y \) 座標の値は,
 \( y=2 \times (-3)^2=18 \)
よって,\( y \) の変域は,\( 0≦y≦18 \)

 

ウ ①の関数の \( x \) の変域が \( -3≦x≦b \) のときの \( y \) の変域と,イで求めた \( y \) の変域が等しくなった。
このとき,\( b \) の値を求めよ。

【解答】
\( b=6 \)
【解説】

イの結果より,①の関数 \( y=\dfrac{1}{2}x^2 \) の \( y \) の変域が
\( 0≦y≦18 \) になるということです。
\( y=18 \) になるときの \( x \) の値は,
 \( \dfrac{1}{2}x^2=18 \)
  \( x^2=36 \)
   \( x=±6 \)
\( x \) の変域は \( -3≦x≦b \) なので,
あてはまるのは,\( x=6 \) のみ。
よって, \( b=6 \)

 

(3)  \( a=3 \) ,点 \( A \) の \( x \) 座標が \( 3 \) のとき,①,②のグラフと線分 \( BC \) で囲まれた図形の周および内部において,\( x \) 座標,\( y \) 座標がともに整数である点の個数を求めよ。

【解答】
38個
【解説】

\( x=0,1,2,3 \) のそれぞれについて,
\( y \) 座標の値の取り得る範囲を求め,
その中に,整数になる値がいくつあるかを数えていきます。

● \( x=0 \) のとき
  ➀の関数 ・・・ \( y=\dfrac{1}{2} \times 0^2=0 \)
  ➁の関数 ・・・ \( y=3 \times 0^2=0 \)
  なので,取り得る \( y \) 座標の値は \( 0 \) のみ
  よって,あてはまるのは1個

● \( x=1 \) のとき
  ➀の関数 ・・・ \( y=\dfrac{1}{2} \times 1^2=\dfrac{1}{2} \)
  ➁の関数 ・・・ \( y=3 \times 1^2=3 \)
  なので,取り得る \( y \) 座標の範囲は
   \( \dfrac{1}{2}≦y≦3 \)
  よって,この範囲にある整数は3個

● \( x=2 \) のとき
  ➀の関数 ・・・ \( y=\dfrac{1}{2} \times 2^2=2 \)
  ➁の関数 ・・・ \( y=3 \times 2^2=12 \)
  なので,取り得る \( y \) 座標の範囲は
   \( 2≦y≦12 \)
  よって,この範囲にある整数は11個

● \( x=3 \) のとき
  ➀の関数 ・・・ \( y=\dfrac{1}{2} \times 3^2=\dfrac{9}{2} \)
  ➁の関数 ・・・ \( y=3 \times 3^2=27 \)
  なので,取り得る \( y \) 座標の範囲は
   \( \dfrac{9}{2}≦y≦27 \)
  よって,この範囲にある整数は23個

以上より,あてはまる点の個数は,
\( 1+3+11+23=38 \) (個)

 

大問5

右の図のように,平行四辺形 \( ABCD \) の辺 \( BC \) 上に,\( ∠ABD=∠AED \) となる点をとる。線分 \( AE \) と線分 \( BD \) の交点を \( F \) とする。ただし,\( ∠BAD \) は鋭角とする。
このとき,次の問いに答えよ。

(1) \( △AED \)≡\( △BDC \) であることを証明せよ。

【解答・解説】

\( △AED \) と \( △BDC \) において,
線分 \( AD \) が共通,\( ∠ABD=∠AED \) より,
点 \( A,B,E,D \) は同一円周上にある。
弧 \( DE \) に対する円周角なので,\( ∠DAE=∠CBD \) ・・・ ①
平行四辺形の向かい合う辺は平行なので,\( AB//CD \)
錯角は等しいので,\( ∠ABD=∠BDC \) ・・・ ➁
仮定より,\( ∠ABD=∠AED \) ・・・ ➂
➁➂より,\( ∠AED=∠BDC \) ・・・ ④
\( ∠ADE=180°-(∠DAE+∠AED) \) ・・・ ➄
\( ∠BCD=180°-(∠CBD+∠BDC) \) ・・・ ⑥
➀④より,\( ∠ADE=∠BCD \) ・・・ ➆
平行四辺形の向かい合う辺の長さは等しいので,\( AD=BC \) ・・・ ⑧
①➆⑧より,1組の辺とその両端の角が等しいので
\( △AED \)≡\( △BDC \)

 

(2) \( △FBE \)≡\( △DEC \) の面積の比が \( 9:16 \) のとき,次の問いに答えよ。

ア \( AD:BE \) を求めよ。

【解答】
\( 5:3 \)
【解説】

\( △AED \)≡\( △BDC \) より,\( △AED=△BDC \)
 \( △AED=△FAD+△FED \)
 \( △BDC=△FBE+△DEC+△FED \)
なので,
 \( △FAD=△FBE+△DEC \)
\( △FBE:△DEC=9:16 \) より,\( △FAD=9+16=25 \)

平行四辺形の向かい合う辺は平行なので,\( AD//BC \)
錯角は等しいので,\( ∠FEB=∠FAD,∠FBE=∠FDA \)
2組の角の大きさが等しいので,\( △FBE \) ∽ \( △FDA \)

相似な三角形の面積比は相似比の2乗の比になるので,
\( △FAD:△FBE=25:9=5^2:3^2 \) より,相似比は \( 5:3 \)
よって,\( AD:BE=5:3 \)

 

イ 右の図のように平行四辺形 \( ABCD \) の対角線 \( AC \) と対角線 \( BD\),線分 \( DE \) との交点をそれぞれ \( G,H \) とする。 \( AG=3cm \) とするとき, \( CH \) の長さを求めよ。

【解答】
\( \dfrac{12}{7} \; cm \)

【解説】

問アより,\( AD:BE=5:3 \) なので,
 \( AD:EC=5:2 \)
\( △HAD \) ∽ \( △HEC \) なので,
 \( AH:CH=5:2=10:4 \) ・・・ ①
平行四辺形の対角線はそれぞれの中心で交わるので,\( AG=GC \) であり,
 \( AG:GC=1:1=7:7 \) ・・・ ➁
①➁より,\( AG:GH:CH=7:3:4 \)
よって,
 \( AG:CH=7:4 \)
  \( 3:CH=7:4 \)
   \( 7CH=12 \)
    \( CH=\dfrac{12}{7} \; (cm) \)