大問1
(1) 次の1~4を計算せよ。
1 \( 2+(-7) \)
【解説】
\( =2-7 \)
\( =-5 \)
2 \( -5^2 \div 4 \)
【解答】
\( -\dfrac{25}{4} \)
【解説】
\( =-25 \div 4 \)
\( =-\dfrac{25}{4} \)
3 \( 3a^2b \div 6b \times 2a \)
【解説】
\( =\dfrac{3a^2b \times 2a}{6b} \)
\( =a^3 \)
4 \( (x^2+1)–(x-2)^2 \)
【解説】
\( =(x^2+1)–(x^2-4x+4) \)
\( =x^2+1–x^2+4x-4 \)
\( =4x-3 \)
(2) 連立方程式 \( \left\{ \begin{array}{}
6x-y=13 \\
2x+3y=1 \\
\end{array} \right. \) を解け。
【解説】
\( \left\{ \begin{array}{}
6x-y=13 \;\; ・・・ \;\; ➀ \\
2x+3y=1 \;\; ・・・ \;\; ➁ \\
\end{array} \right. \)
➁ \( \times 3 \) すると,
\( 6x+9y=3 \) ・・・ ➁’
➁’\( – \) ➀すると,
\( 10y=-10 \)
\( y=-1 \)
➀に代入すると,
\( 6x-(-1)=13 \)
\( 6x+1=13 \)
\( 6x=12 \)
\( x=2 \)
(3) \( 2.5<\sqrt{a}<4 \) を満たす自然数 \( a \) は何個あるか。
【解説】
3つの数 \( x,y,z \; (x,y,z>0) \) において,
\( x<y<z \) が成り立つとき,\( x^2<y^2<z^2 \) も成り立ちます。
\( 2.5<\sqrt{a}<4 \) の各辺を2乗すると,\( 6.25<a<16 \) となるので,
これを満たす自然数 \( a \) は,
\( 7,8,9,10,11,12,13,14,15 \)
の \( 9 \) 個になります。
(4) 1足 \( x \) 円の定価で販売している靴を,7月には定価の \( 30 \; \% \) 引きで販売し,8月には7月の販売価格の \( 10% \; \% \) 引きで販売した。8月の靴1足の販売価格を文字式で表せ。
【解説】
7月の販売価格は,定価 \( x \) 円の \( 30 \; \% \) 引き,つまり,定価 \( x \) 円の \( 70 \; \% \) の値なので,
\( 0.7x \) 円と表すことができます。
8月の販売価格は,7月の販売価格 \( 0.7x \) 円の \( 10 \; \% \) 引き,つまり,7月の販売価格 \( 0.7x \) 円の \( 90 \; \% \) の値なので,\( 0.7x \times 0.9=0.63x \) 円と表すことができます。
(5) 図1のように,\( -1,0,1,2,3 \) の数を書いたカードがそれぞれ1枚ずつある。この5枚のカードをよくきってから,2枚同時にカードをひく。このとき,ひいた2枚のカードに書かれた数の積が自然数である確率を求めよ。
【解説】
2つの数の積が自然数になるのは,2つの数がどちらも正の数のときか,どちらも負の数のときです。
(2つの数に \( 0 \) を含むとき,積は \( 0 \) なので,自然数ではありません)
負の数のカードは \( -1 \) のカード1枚だけなので,「2枚同時にカードをひく」ことから,
2つの数がどちらも負の数になることはありません。
つまり,2つの数がどちらも正の数になるのは,\( 1,2,3 \) のカードの中から2枚とも選んだときです。
5枚のカードの中から2枚同時にカードをひくときのすべての組み合わせは \( 10 \) 通り,
2つの数がどちらも正の数になる組み合わせは \( 3 \) 通りなので,
求める確率は \( \dfrac{3}{10} \) になります。
2枚同時にカードをひくときは,「0」と「1」をひくのと「1」と「0」をひくのはまとめて1通りになることに注意しましょう。

(6) 図2で,\( ∠x \) の大きさを求めよ。
【解説】
多角形において,すべての外角の和は必ず \( 360° \) になります。
\( 102° \) のところの外角は \( 78° \) なので,
\( ∠x=360°-(85°+65°+78°+62°)=70° \)
(7) 図3で,\( △A’B’C’ \) は,\( △ABC \) を回転移動したものである。回転の中心である点 \( O \) を,定規とコンパスを使って作図せよ。なお,作図に使った線は消さずに残しておくこと。
【解答】
手順1 2点 \( B,B’ \) を中心に円弧をかく。
(交点を \( P,Q \) とします。)
手順2 2点 \( P,Q \) を通る直線を書く。
手順3 2点 \( A,A’ \) を中心に円弧をかく。
(交点を \( R,S \) とします。)
手順4 2点 \( R,S \) を通る直線を書く。
手順2と手順4の直線の交点が求める点 \( O \) になります。
【解説】
\( △A’B’C’ \) は,\( △ABC \) を回転移動した
ものなので,点 \( A \) と \( A’ \),点 \( B \) と \( B’ \),
点 \( C \) と \( C’ \)は,それぞれ同じ円周上の
点になっています。
このとき,線分 \( AA’,BB’,CC’ \) はそれぞれの円の弦になります。
弦の垂直二等分線は必ず円の中心を通るので,線分 \( AA’,BB’,CC’ \) の中から2つを選んで
垂直二等分線をかいた交点が求める点 \( O \) になります。
(8) 図4は,\( 15 \) 個のみかんの1個ごとの重さのデータをヒストグラムに表したものである。例えば,\( 80 \; g \) 以上 \( 85 \; g \) 未満の重さのみかんは \( 1 \) 個である。このデータを箱ひげ図に表したものとして適切なものを,図5のア~オから1つ選び,その記号を書け。


【解説】
\( 15 \) 個のデータを集計するとき,第1四分位数は小さいほうから4番目の値,
中央値は小さい方から8番目の値,第3四分位数は小さい方から12番目の値になります。
図4のヒストグラムにそれぞれの階級の累積度数を書き込むと下の図のようになり,
最小値 ・・・・・・・・・ \( 80 \; g \) 以上 \( 85 \; g \) 未満の階級
第1四分位数 ・・・ \( 90 \; g \) 以上 \( 95 \; g \) 未満の階級
中央値 ・・・・・・・・・ \( 100 \; g \) 以上 \( 105 \; g \) 未満の階級
第3四分位数 ・・・ \( 105 \; g \) 以上 \( 110 \; g \) 未満の階級
最大値 ・・・・・・・・・ \( 115 \; g \) 以上 \( 120 \; g \) 未満の階級
に含まれています。

図5の箱ひげ図において,これらをすべて満たしているのは エ になります。
大問2
花子さんと太郎さんは,3年生を送る会での3年生への贈り物について考えているとき,お菓子のパッケージには三角すいの形のものがあることに興味をもった。各問いに答えよ。
(1) 以下は,三角すいの形のパッケージについて考えている,花子さんと太郎さんの会話である。1,2の問いに答えよ。
花子:3年生への贈り物として,三角すいの形をしたパッケージに記念品を入れてプレゼントをしようよ。
太郎:展開図がかきやすい正四面体で考えてみたよ。
正四面体の3つの面にそれぞれ1つずつ文字を
書いて,「祝卒業」の文字を入れたらどうか
な。
図1のように文字が見える正四面体になる
ように展開図をかいてみたよ。
花子:展開図をもとに作った正四面体2つを面が
ぴったり重なるようにくっつけると,図2の
ような,全ての面が合同な正三角形でできた
立体ができたよ。
太郎:面が6つだから,この立体は正六面体といえる
のかな。
花子:正多面体の特徴から考えると,この立体は正多面体ではないので,正六面体とはいえないよ。
1 次のア~エの展開図の中に,組み立てると図3の正四面体ができるものがある。その展開図をア~エから全て選び,その記号を書け。

【解説】
図3で文字が書かれている面に注目すると,文字の上側に三角形の頂点,下側に辺があります。
ア の展開図は,「業」の文字が書かれている面について,文字の上側が辺になっているので,あてはまりません。
また,文字が書かれている面の下側の辺(赤・青・緑の辺)に注目すると,
文字が書かれていない面(底面)と辺を共有しています。
ウ の展開図は,「卒」と「業」の文字が書かれている面について,
文字の下側の辺(青と緑の辺)が重なっているので,あてはまりません。

2 下線部のようにいえる理由を,「1つの頂点」と「面」 の語句を用いて簡潔に書け。
【解答】
1つの頂点に集まっている面の数が,頂点によって異なっているから
【解説】
正多面体は,すべての頂点において1つの頂点に集まる面の数は同じになります。
下の図において,頂点 \( A \) には赤・青・緑(裏側に隠れている)の3つの面が集まっていますが,
頂点 \( B \) には赤・青・紫・黄色の4つの面が集まっていて,1つの頂点に集まる面の数が異なっています。よって,この立体は正多面体ではありません。

(2) 花子さんと太郎さんは,三角すいの形をしたお菓子のパッケージを開けると平たい袋になったことに興味をもち調べたところ,図4のように筒状の紙から三角すいを作る【作り方】を見つけた。【作り方】のとおりに作ってできた三角すいの各辺の長さを調べ,図5のように \( AB=BC=CD=AD,AC=BD \) となる三角すい \( ABCD \) をかいた。以下は,図5をみて考えた,花子さんと太郎さんの会話である。 \( AB=\sqrt{3} \; cm,AC=2 \; cm \) として,1,2の問いに答えよ。

花子:調べてみると,このパッケージの長所は,
内側に空間が保持できるため中身を保護
できることや,デザイン性が高いこと
のようだよ。
太郎:作りやすいというよさもあるね。図5の三角すい \( ABCD \) は,同じ長さの辺がたくさんあるね。
三角すい \( ABCD \) について他にも特徴がないか調べてみよう。
花子:図5の三角すい \( ABCD \) に,図6のように辺 \( AC \) の中点 \( M \) をとると,
\( BM=DM= \) あ \( cm \) だね。
太郎: \( △MBD \) の3辺の長さから,\( ∠BMD= \) い °なので,面 \( ABC \) と面 \( ACD \) の
位置関係もわかるね。
1 あ , い に当てはまる数を,それぞれ書け。
【解答】
あ ・・・ \( \sqrt{2} \)
い ・・・ \( 90 \)
【解説】
あ
\( △ABC,△ADC \) は,どちらも \( \sqrt{3} \; cm \),
\( \sqrt{3} \; cm,2 \; cm \) の二等辺三角形であり,
点 \( M \) は辺 \( AC \) の中点であることから
\( BM⊥AC,DM⊥AC \) になります。
また,\( AM=\dfrac{1}{2}AC=1 \; cm \) なので,
\( △ABM \) において,三平方の定理より,
\( BM^2=AB^2-AM^2=2 \)
\( BM=\sqrt{2} \; (cm) \)(\( BM>0 \) より)
\( △ADM \) においても同様に三平方の定理より,
\( DM=\sqrt{2} \; (cm) \)
\( \phantom{} \)

い
\( △MBD \) は
\( \sqrt{2} \; cm,\sqrt{2} \; cm,2 \; cm \) の二等辺三角形なので,3辺の長さの比は,
\( MB:MD:BD=\sqrt{2}:\sqrt{2}:2 \)
\( =1:1:\sqrt{2} \)
よって,\( △MBD \) は \( ∠BMD=90° \) の
直角二等辺三角形になっています。
\( \phantom{} \)

2 三角すい \( ABCD \) の体積を求めよ。
【解答】
\( \dfrac{2}{3} \; cm^3 \)
【解説】
三角すい \( ABCD \) の底面を面 \( ABC \) と考えると,
右の図のようになり,\( ∠BMD=90° \) より,
\( DM \; (=\sqrt{2} \; cm) \) が高さになります。
よって,三角すい \( ABCD \) の体積は,
\( \left( \sqrt{2} \times 2 \times \dfrac{1}{2} \right) \times \sqrt{2} \times \dfrac{1}{3}=\dfrac{2}{3} \; (cm^3) \)
大問3
右の図で,放物線は関数 \( y=x^2 \) のグラフである。4点 \( A,B,C,D \) は放物線上の点であり,2点 \( C,D \) の \( x \) 座標はそれぞれ \( 2,3 \) である。直線 \( AD \),線分 \( BC \) は \( x \) 軸に平行である。点 \( P \) は放物線上を動く点であり,その \( x \) 座標は正の数である。点 \( Q \) は点 \( P \) を通り \( y \) 軸に平行な直線と直線 \( AD \) との交点である。原点を \( O \) として,各問いに答えよ。
(1) 関数 \( y=x^2 \) について,\( x \) の変域が \( -2≦x≦3 \) のときの \( y \) の変域を求めよ。
【解説】
関数 \( y=ax^2 \)(\( a>0 \) )について,\( x \) の変域が \( 0 \) を含むとき,
\( y \) の最小値は \( 0 \) になります。
また,\( x \) の絶対値が最も大きくなるとき,\( y \) は最大値をとります。
この問題では,\( x \) の変域が \( -2≦x≦3 \) で
\( 0 \) を含んでいるので,\( y \) の最小値は \( 0 \) になります。
また,\( x \) の絶対値が最も大きくなるのは
\( x=3 \) のときで,このとき \( y \) の値(最大値)は,
\( y=3^2=9 \)
よって,求める \( y \) の変域は,
\( 0≦y≦9 \) になります。
(2) 2点 \( B,D \) を通る直線の式を求めよ。
【解説】
点 \( D \) は \( y=x^2 \) 上の点で \( x \) 座標が \( 3 \) なので,
\( y \) 座標は,
\( y=3^2=9 \)
であり,点 \( D \) の座標は \( D(3,9) \) です。
点 \( C \) は \( y=x^2 \) 上の点で \( x \) 座標が \( 2 \) なので,
\( y \) 座標は,
\( y=2^2=4 \)
になっています。
2点 \( B,C \) は \( y \) 座標が等しいので,
点 \( B \) の \( x \) 座標は,点 \( C \) の \( x \) 座標の符号を
入れ替えたもの,つまり,\( -2 \) になり,
点 \( B \) の座標は \( B(-2,4) \) です。
2点 \( B(-2,4),D(3,9) \) を通る直線の式を \( y=ax+b \) とすると,
傾き \( a=\dfrac{9-4}{3-(-2)}=1 \)
\( y=x+b \) に \( x=3,y=9 \) を代入すると,
\( 9=3+b \)
\( b=6 \)
よって,2点 \( B,D \) を通る直線の式は \( y=x+6 \) になります。
(3) 点 \( P \) の \( x \) 座標が大きくなると,それにともなって小さくなるものを,次のア~エから1つ選び,その記号を書け。
ア 線分 \( BQ \) の長さ
イ \( ∠AOP \) の大きさ
ウ 直線 \( BP \) の傾き
エ \( △BCQ \) の面積
【解説】
ア
点 \( Q \) は直線 \( AD \) 上を動く点であり,
点 \( P \) の \( x \) 座標が大きくなると,
点 \( Q \) の \( x \) 座標も大きくなります。
点 \( B \) を通り \( y \) 軸に平行な直線と直線 \( AD \) の交点を \( E \) とすると,点 \( Q \) が点 \( E \) と重なるとき線分 \( BQ \) の長さはもっとも短くなり,
点 \( Q \) が点 \( E \) から離れていくほど線分 \( BQ \) の長さは長くなっていきます。
点 \( E \) の \( x \) 座標が負の値であることから,
点 \( Q \) の \( x \) 座標が正の値の範囲で大きくなるとき,
点 \( Q \) は点 \( E \) から離れていくので,
線分 \( BQ \) の長さは長くなっていきます。
\( \phantom{} \)

イ
直線 \( AD \) と \( y \) 軸の交点を \( F \) とすると,
\( ∠AOP=∠AOF+∠FOP \)
と表すことができます。
点 \( P \) は \( x \) 座標が正の範囲で動くので,
点 \( P \) がどこにあっても \( ∠AOF \) の大きさは
変化しません。
点 \( P \) の \( x \) 座標が大きくなるとき,
\( ∠FOP \) の大きさは小さくなっていくので,
\( ∠AOP \) の大きさも小さくなっていきます。
\( \phantom{} \)

ウ
点 \( P \) の \( x \) 座標が点 \( C \) より小さいときは,
直線 \( BP \) の傾きは負,
点 \( P \) の \( x \) 座標が点 \( C \) と等しいときは,
直線 \( BP \) の傾きは \( 0 \),
点 \( P \) の \( x \) 座標が点 \( C \) より大きいときは,
直線 \( BP \) の傾きは正
であり,傾きの値は大きくなっていきます。
\( \phantom{} \)

エ
点 \( Q \) は直線 \( AD \) 上を動く点であり,
\( AD//BC \) より,等積変形になるので,
点 \( Q \) がどの位置にあっても
\( △BCQ \) の面積は一定になります。
\( \phantom{} \)

(4) \( △PBC \) の面積が \( △ABQ \) の面積の \( \dfrac{4}{5} \) となるとき,点 \( P \) の \( x \) 座標を全て求めよ。
【解答】
\( \dfrac{-1+\sqrt{5}}{2},\dfrac{1+\sqrt{29}}{2} \)
【解説】
点 \( P \) の \( x \) 座標を \( t \) とすると,
2点 \( P,Q \) の座標は \( P(t,t^2),Q(t,9) \) と表すことができます。
\( △PBC \) は点 \( P \) が線分 \( BC \) の下側にある( \( 0<t<2 \) )場合と上側にある( \( 2<t \) )場合の
2通りが考えられるので,それぞれの場合について \( x \) 座標の値を求めていきます。
点 \( P \) が線分 \( BC \) の下側にある場合
( \( 0<t<2 \) の場合)
\( △PBC \) の底辺を \( BC \) とすると,
高さは \( 4-t^2 \) と表すことができるので,
面積は,
\( △PBC=4 \times (4-t^2) \times \dfrac{1}{2} \)
\( =2(4-t^2) \)
で表すことができます。
\( △ABQ \) の底辺を \( AQ \) とすると,
底辺の長さは \( t-(-3)=t+3 \) と表すことが
できるので,面積は,
\( △ABQ=(t+3) \times 5 \times \dfrac{1}{2}=\dfrac{5}{2}(t+3) \)
\( =\dfrac{5}{2}(t+3) \)
で表すことができます。
\( \phantom{} \)
\( \phantom{} \)

\( △PBC \) の面積が \( △ABQ \) の面積の \( \dfrac{4}{5} \) となるとき,
\( △PBC=\dfrac{4}{5}△ABQ \)
\( 2(4-t^2)=\dfrac{4}{5} \times \dfrac{5}{2}(t+3) \)
\( 2(4-t^2)=2(t+3) \)
\( 4-t^2=t+3 \)
\( t^2+t-1=0 \)
\( t=\dfrac{-1±\sqrt{1^2-4 \times 1 \times (-1)}}{2 \times 1} \)
\( =\dfrac{-1±\sqrt{5}}{2} \)
\( t \) の値の範囲は \( 0<t<2 \) なので,
あてはまる解は \( t=\dfrac{-1+\sqrt{5}}{2} \)
点 \( P \) が線分 \( BC \) の上側にある場合
( \( 2<t \) の場合)
\( △PBC \) の底辺を \( BC \) とすると,
高さは \( t^2-4 \) と表すことができるので,
面積は,
\( △PBC=4 \times (t^2-4) \times \dfrac{1}{2}=2(t^2-4) \)
で表すことができます。
\( △PBC \) の面積が \( △ABQ \) の面積の \( \dfrac{4}{5} \) となるとき,
\( △PBC=\dfrac{4}{5}△ABQ \)
\( 2(t^2-4)=\dfrac{4}{5} \times \dfrac{5}{2}(t+3) \)
\( 2(t^2-4)=2(t+3) \)
\( t^2-4=t+3 \)
\( t^2-t-7=0 \)
\( t=\dfrac{1±\sqrt{(-1)^2-4 \times 1 \times (-7)}}{2 \times 1} \)
\( =\dfrac{1±\sqrt{29}}{2} \)
\( t \) の値の範囲は \( 2<t \) なので,
あてはまる解は \( t=\dfrac{1+\sqrt{29}}{2} \)
\( \phantom{} \)
\( \phantom{} \)

以上より,\( △PBC \) の面積が \( △ABQ \) の面積の \( \dfrac{4}{5} \) となる
点 \( P \) の \( x \) 座標は \( \dfrac{-1+\sqrt{5}}{2} \) と \( \dfrac{1+\sqrt{29}}{2} \) になります。
大問4
右の図で,5点 \( A,B,C,D,E \) は円 \( O \) の周上にある。線分 \( CE \) は円 \( O \) の直径であり,\( AC⊥BD \) である。点 \( F \) は線分 \( AC \) と線分 \( BD \) との交点であり,点 \( G \) は線分 \( CE \) と線分 \( BD \) との交点である。各問いに答えよ。
(1) \( △BCF \) ∽ \( △ECD \) を証明せよ。
【解答】
\( △BCF \) と \( △ECD \) において,
仮定より
\( ∠BFC=90° \) ・・・ ➀
直径 \( CE \) に対する円周角なので,
\( ∠EDC=90° \) ・・・ ➁
➀➁より,
\( ∠BFC=∠EDC \) ・・・ ➂
\( \stackrel{\huge\frown}{ CD } \) に対する円周角なので,
\( ∠CBF=∠CED \) ・・・ ➃
➂➃より,2組の角がそれぞれ等しいので,
\( △BCF \) ∽ \( △ECD \)
(2) \( ∠ABD=a° \) とするとき,\( ∠BEC \) の大きさを \( a \) を用いて表せ。
【解答】
\( ∠BEC=90°-a° \)
または
\( ∠BEC=(90-a)° \)
【解説】
\( ∠ABD \) と \( ∠BEC \) はつながりがみられない角なので,
同じ大きさの違う角におきかえて考えていきます。
\( ∠BAC \) と \( ∠BEC \) は,どちらも \( \stackrel{\huge\frown}{ BC } \) に対する円周角なので,\( ∠BEC=∠BAC \) であり,
\( ∠BAC \; (∠BAF) \) の大きさを \( a \) を用いて表すことにします。
仮定より,
\( △ABF \) は \( ∠AFB=90° \) の直角三角形なので,
\( ∠BAF=180°-(∠AFB+∠ABF) \)
\( =180°-(90°+a°) \)
\( =90°-a° \)
\( ∠BEC=∠BAC \) なので,\( ∠BEC=∠BAF=90°-a° \) になります。
(3) \( ∠DCE=45°,BC=6 \; cm,CE=10 \; cm \) のとき,1,2の問いに答えよ。
1 線分 \( AF \) の長さを求めよ。
【解答】
\( AF=4\sqrt{2} \; cm \)
【解説】
\( BC=6 \; cm,CE=10 \; cm \) より,
\( △ECB \) に注目すると,
直径に対する円周角なので
\( ∠CBE=90° \) ・・・ ➀
また,\( BC:CE=6:10=3:5 \) なので,
\( △ECB \) は3辺の比が
\( BC:BE:CE=3:4:5 \)
の直角三角形になっています。
次に,\( △ABF \) に注目すると,
仮定より \( ∠AFB=90° \) ・・・ ➁
\( \stackrel{\huge\frown}{ BC } \) に対する円周角なので
\( ∠BAF=∠CEB \) ・・・ ➂
➁➂より,2組の角がそれぞれ等しいので,
\( △ECB \) ∽ \( △ABF \)
相似な三角形の対応する辺の比は等しいので,
\( △ABF \) の3辺の比は
\( BF:AF:BA=3:4:5 \)
になっていることがわかります。
\( △ECD \) に注目すると,
\( ∠EDC=90°,∠DCE=45° \) より,
\( △ECD \) は直角二等辺三角形になっています。
(1)より,\( △BCF \) ∽ \( △ECD \) であることから,\( △BCF \) も直角二等辺三角形であり,
\( BC=6 \; cm \) より,
\( BF=\dfrac{1}{\sqrt{2}}BC=3\sqrt{2} \; (cm) \)
よって,\( BF:AF=3:4 \) より,
\( 3\sqrt{2}:AF=3:4 \)
\( 3AF=12\sqrt{2} \)
\( AF=4\sqrt{2} \; (cm) \)
2 点 \( O \) と線分 \( BD \) との距離を求めよ。
【解答】
\( \dfrac{\sqrt{2}}{2} \; cm \)
【解説】
「点 \( O \) と線分 \( BD \) との距離を求める」
というのは,
「点 \( O \) から線分 \( BD \) にひいた垂線の長さを求める」というのと同じことです。
つまり,点 \( O \) から線分 \( BD \) に垂線をひいた
交点を \( H \) とすると,
線分 \( OH \) の長さを求めればいいことになります。
線分 \( OH \) の長さは,\( △OBH \) が直角三角形であることから,
線分 \( OB \) と線分 \( BH \) の長さがわかれば,
三平方の定理を使って求めることができます。
線分 \( OB \) の長さを求める
線分 \( OB \) は円 \( O \) の半径であり,
線分 \( CE \; (=10 \; cm) \) は円 \( O \) の直径なので,
\( OB=\dfrac{1}{2}CE=5 \; (cm) \)
\( \phantom{ } \)

線分 \( BH \) の長さを求める
線分 \( OH \) は中心 \( O \) から弦 \( BD \) にひいた垂線なので,点 \( H \) は線分 \( BD \) の中点であり,線分 \( BD \) の長さがわかれば,線分 \( BH \) の長さを求められます。
【点 \( H \) が線分 \( BD \) の中点である理由】
\( △OBH \) と \( △ODH \) において,
半径なので \( OB=OD \) ・・・ ➀
\( OH \) は共通 ・・・ ➁
➀➁より,斜辺と他の1辺がそれぞれ等しい
直角三角形なので,
\( △OBH≡△ODH \)
対応する辺の長さは等しいので,
\( BH=DH \)
\( \phantom{ } \)

このとき,(3)1より,\( BF=3\sqrt{2} \; cm \) はわかっているので,
線分 \( DF \) の長さがわかれば,線分 \( BD \) の長さを求められます。
\( △ABF \) と \( △DCF \) に注目すると,
\( △ABF≡△DCF \) になっているので,
\( AF=DF \)
(3)1より,\( AF=DF=4\sqrt{2} \; cm \) なので,
\( BD=3\sqrt{2}+4\sqrt{2}=7\sqrt{2} \; (cm) \)
点 \( H \) は線分 \( BD \) の中点なので,
\( BH=\dfrac{1}{2}BD=\dfrac{7}{2}\sqrt{2} \; (cm) \)
【\( △ABF≡△DCF \) である理由】
\( △BCF \) は直角二等辺三角形なので,
\( BF=CF \) ・・・ ➀
仮定より,
\( ∠AFB=∠DFC=90° \) ・・・ ➁
\( \stackrel{\huge\frown}{ BC } \) に対する円周角なので,
\( ∠BAF=∠CDF \) ・・・ ➂
三角形の内角は \( 180° \) なので,
\( ∠ABF=90°-∠BAF \) ・・・ ➃
\( ∠DCF=90°-∠CDF \) ・・・ ➄
➁➂➃➄より,
\( ∠ABF=∠DCF \) ・・・ ⑥
➀➁➅より,
1組の辺と両端の角がそれぞれ等しいので,
\( △ABF≡△DCF \)
線分 \( OH \) の長さを求める
\( △OBH \) において,三平方の定理より,
\( OH^2=OB^2-BH^2=5^2-\left( \dfrac{7}{2}\sqrt{2} \right)^2=\dfrac{1}{2} \)
\( OH=\dfrac{1}{\sqrt{2}}=\dfrac{\sqrt{2}}{2} \; (cm) \)